2015/10/29

2015年10月29日(木曜)昨日28日、海外市場の動き


2015年10月29日(木曜)昨日28日、海外市場の動き

世界中の市場参加者が注目した、FOMCは「米経済は緩やかなペースで拡大」とあり、「9月の声明にあった世界経済をめぐるリスクが米経済に与える潜在的な影響」については言及せず。

ハト派が拡大していた12月のFOMCでは、にわかに利上げ期待が高まり、短期金利先物市場は、12月利上げ確率が34%→47%へ上昇。ECB、BOJ、PBOC(中国人民銀行)の緩和策との違いが再びクローズアップ。

12月の米利上げ期待が復活しドルは全面高。米金利+米株は上昇し、原油価格も大幅上昇。

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USDJPYは、200時間MA120.20円近辺をボトムに上昇、200日MAの121.01円近くへと上昇、再び安定水準へ、問題は動きの異なる円クロスの行方!

EURUSDは、1.1100、1.1000を割り込み、1.0900でようやく下げ止まる。FRBとECBの政策の違いがより明確になり、12月のECBの追加QEの可能性がテーマ。今後は1.100~1.1050がトップに、EURの弱気ムードは変わらず。

AUDUSDは、0.7100を割り込み一時0.7080近くまで下落後に、0.7100台へ復活。弱いCPIに追加緩和の可能性も復活し、FRBとRBAの違いは明確になり、0.7120近辺をトップに戻り売り圧力は続く。

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WTIは米利上げ期待の高まりにも関わらず、在庫減や製油所稼働率の上昇に一時46ドル台へ。

米10年債利回りは一時2.1%台へ上昇。

ダウ平均株は、200ドル近く上昇へ。

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FOMC=政策金利0.25%の据え置きを決定、予想通り。FOMCは12月に利上げの可能性をより明確に示唆、ドルは全面高。

FOMC声明=海外の経済、金融動向を引き続き注視するも、9月の声明にあった世界経済をめぐるリスクが米経済に与える潜在的な影響については言及せず。

FOMC声明=労働市場の伸びは鈍化したものの、米経済の雇用創出能力に対する信頼は揺らいでいないと認識。

FOMC声明=米経済は緩やかなペースで拡大、経済活動および労働市場の見通しをめぐるリスクはほぼ均衡。

FOMC声明=低水準のインフレ率が目標の2%に戻るとの「合理的な確信」を持ちたい。

FOMC声明=第3四半期GDPや10月、11月の雇用統計など、2カ月分の指標を精査。

FOMC声明=ECB、BOJ、PBOCの緩和策による影響を見極める。ドル高による米輸出への悪影響やインフレ抑制の影響を勘案。


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アトランタ連銀GDPNow=第3四半期GDP予測値、貿易赤字の縮小に、0.8%→1.1%へ上昇修正。