2015/10/20

2015年10月20日(火曜)昨日19日、海外市場の動き

2015年10月20日(火曜)昨日19日、海外市場の動き

アジア市場で中国GDPが予想より強くリスク選好の流れも、原油価格と金価格は弱く商品価格の下落にAUD+CADは弱い。ECB理事会を前に追加緩和の可能性が消えずEUR売りも続き、米NAHB住宅市場指数も強くドル買いの流れが続くも、USDJPYだけは119円台前半で動けず。

AUDUSDは、中国GDPが予想を上回り0.7240台から欧州市場で0.73台まで上昇するも、商品価格の低下に続落し、0.7240台と元の水準へ逆戻り。

USDCADはイラン増産検討による原油価格の下落と、カナダ総選挙で政権交代の可能性が残り、売り圧力が続き1.29台→1.3020台へ上昇。選挙結果は日本時間の20日昼頃判明へ。

EURUSDはECB理事会で追加緩和の可能性を払拭できず、商品価格の下落にも売り圧力が続き、1.1350台を回復できず続落へ、引き続き1.1300台を維持するも上値は重い。

GBPUSDは欧州市場で1.5495を高値に1.5500を超えられず。強い米住宅市場指数に伸び悩み、フィキシング後には売りへと変化するも、EURGBPの売りが強く底堅く1.5460台で下げ止まる。

◎原油価格(WTI)は、イランの増産検討に一時46ドルを割り込み下落、
◎米ダウ平均は下落から始まり徐々に値を戻し、17200ドル台で前日とほぼ変わらず、
◎米10年債利回りは上下変動しながらも2.02%台で前日とほぼ変わらず、米2年債利回りは6.0%を割り込み小幅下落へ。
◎為替相場はDXYは94.90台へ上昇しドル高へ、

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ウイリアムズSF連銀総裁=海外から強い逆風が吹きインフレを抑えるものの、米景気には勢いがあり、FRBは近い将来に利上げを始めるべき。今月のFOMCでも利上げは議題に取り上げられる。

ノワイエ仏中銀総裁=ECBのQEはすでに十分に調整されており、一段の調整は必要ない。

原油価格下落=イラン石油省は増産を検討。イランの核開発問題を巡る最終合意が18日に発効し、制裁解除後のイラン原油増産思惑。

カナダ総選挙(19日)=20日昼頃に大勢が判明。世論調査で優位に立つ野党・自由党が、ハーパー首相率いる保守党を破って 約10年ぶりの政権交代を実現するのか注目。

モルガンスタンレー第3四半期決算は、アナリスト予想を下回る。

ブルムバーグ調査=今後の追加緩和予想は81%(前月68%)へ拡大。