2015/10/02

今日の米雇用統計を考える!

今日の米雇用統計を考える!

週末の金曜日、米雇用統計は今週のメインイベントで、10月28日のFOMCで利上げ開始の可能性を占うことになりそうです。つまりその結果を見なければ動きが取れない状況といってもよいでしょう。

その結果に、為替相場のみならず、株式や債券価格の変動により、円相場は複雑な値動きとなる可能性があります。

つまり、雇用統計が強く、10月28日のFOMCで利上げの可能性が高まれば、当然金利上昇=ドル円の買いなのですが、米株がその影響で下落すれば、リスク回避の動きと株安に、ドル円の売りになる可能性もゼロではありません。

また、最近の傾向として、失業率や非農業部門雇用者数で、相場が反応した後に、平均時給や週平均労働時間で、逆に動くことも考えられ、全てのデータを確認する必要もありそうです。

ちなみに、非農業部門雇用者数は、15万以下はドル売り、25万以上はドル買いへと動く事が予想されます。

また、平均時給の前月比が0.1%以下 0.4%以上、週平均労働時間が34.5時間以下、34.7時間以上でそれぞれの方向に動き安いと考えます。

これらの方向が全て一方向に集約すると、さらに変動幅が大きくなるでしょう!


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≪今回の予想と前回の数字≫

米雇用統計
失業率=予想5.1% 前回5.1%、
非農業部門雇用者数=予想20.3万人 前回17.3万人、
平均時給=前月比予想0.2% 前回0.3%、前年比予想2.4% 前回2.2%、
週平均労働時間=予想34.6時間 前回34.6時間