2015/10/21

2015年10月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2015年10月21日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+1.91%に上昇するも、上海総合は-3.06%と大幅下落。欧州株は強弱混在で、EUROSTOXX50は-0.13%と小幅低下、WTIは45ドル台へ下落、米10年債利回りも2.05%へと低下。

為替相場は資源国通貨が弱く、株安(除く日本)+金利低下+原油安=リスク選好の動きながら、円は中国株が弱く、不思議な値動き。資源国通貨は欧州市場の序盤で売られてはいるが、方向性を期待することは難しそうである。

AUDUSDは0.7200台へと低下するも、この水準は買いが厚くやや反発へ。NZDUSDは0.6690台へと低下から0.6730台へと値を戻す。USDCADは1.3020台へと上昇、原油価格も弱くカナダドル安が目立ったが、欧州市場の序盤で終了、逆に買い戻しが強まる。

USDJPYは、一時120円台を除くも続かず、大枠119.80~120.00円のレンジで底堅く、上値を試す動きは変わらず。

EURUSDは、明日のECB理事会を見るまでは、積極的に取引できにくいのか、1.13台でこう着状態ながら、上値は重そうである。

GBPUSDは、欧州市場に入り、1.5410台まで値を下げるも、公的部門純借入所要額(PSNCR)が予想より赤字幅が減少し、買い戻しが強まる。

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安倍首相=官邸で開いた政府与党連絡会議で、名目GDP600兆円の達成に向け、アベノミクスの旧3本の矢を一層強化する考えを示した。

11月1日のトルコ総選挙=連立政権の可能性、経済改革派の台頭に市場は期待。1年半余りで4度目の選挙という目まぐるしさは、投資家の間に不透明感を広げると同時に、当局者が腰を落ち着けて経済政策に取り組めない原因となっている。

英産業連盟(CBI)20日=英国が欧州連合(EU)を離脱すれば貿易が打撃を受けるとして、EU残留を求める報告書を公表。

高橋洋一、第一次安倍内閣で内閣参事官=7-9月はマイナス成長になる確率の方が高い。黒田総裁は予想インフレ率は大丈夫だと言ってきたが、それも怪しくなってきた。ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)や各種アンケートでみると、あまり上がっていない。政策としては動かないといけない段階に入った。黒田総裁は『皆がやれ、やれ』と言うとやらない。天の邪鬼な人なので予測するのは難しい。

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GBP 9月 公的部門純借入所要額(PSNCR)=178.877億ポンド(予想96 前回→7.17億ポンド)、公的部門純借入額=86.28億ポンド(予想96 前回→107.93 億ポンド)、公的部門純借入額(除金融介入・PSNB)=94億ポンド(予想101億ポンド 前回121→115.71億ポンド)→ 借入額が予想を下回る

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