2015/10/31

2015年10月31日(土曜) 昨日30日 海外市場の動き

2015年10月31日(土曜) 昨日30日 海外市場の動き

週末・月末の為替市場は、米株と米金利は低下し、月末の特殊要因+弱い米経済指標にドルは下落へ。ドル高基調は変わらず。

米シカゴPMIは強かったが、米個人所得・個人消費支出は弱く、米ミシガン大学消費者信頼感指数も弱く、NYダウは17,755.80→17,633.54と低下。

米10年債利回りは2.1725→2.1439%へ低下、ドルインデック(DXY)も97.282→96.953へ低下へ。WTIは46.06→46.44へ上昇。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

USDJPYは、日銀は一部期待を裏切る金融政策の据え置きを決定。2%の物価目標の達成時期を先延ばし、経済・物価見通しを下方修正へ。黒田日銀総裁は「追加緩和せずとも中銀の信認は崩れない」と、追加緩和を期待する発言も見られず。

日銀要因で、120.20円台~121.40円台の大変動を見るも、一日を通じて上下変動幅は大きいが、120.00~30円の買い圧力は強く、121円台の売りは強い流れは変わらず。

目先は上値が重く下値トライが続いているが、共にポジション的に軽く今後も変動幅が大きな相場が続きそうである。

EURUSDは、FOMC後のショートカバーが続き、ドイツに続きユーロ圏のCPIもマイナスを脱却(もっともゼロ%)。弱い米経済指標も加わり、1.1030を超えてからは短期投機筋の買い戻しが強まり、月末のEUR買いが始まると1.1060台まで上昇。買い一巡すると今度は、トレンドフォローの売りへ、結局は1.1000近辺に逆戻り。

AUDUSD、NZDUSD、GBPUSD、USDCADと、ドル売りの流れが続くも、基本は弱い米経済指標とFOMC後のドルロングの調整色が強くい。資源国通貨は商品価格の上昇もあり若干プラス材料となっている。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

CAD 8月 GDP=0.1%(予想0.1% 前回0.3%)、前年比0.9%(予想1.0% 前回0.8→0.7%)→ 予想を下回る。

USD 第3四半期 労働コスト指数=前期比0.6%(予想0.6% 前回0.2%)。

USD 9月 個人所得=前月比0.1%(予想0.2% 前回0.3→0.4%)、個人消費=前月比0.1%(予想0.2% 前回0.4%)、PCEデフレーター=前月比-0.1%(予想-0.1% 前回0.0%)、前年比0.2%(予想0.2% 前回0.3%)、PCEコア・デフレーター=前月比0.1%(予想0.2% 前回0.1%)、前年比1.3%(予想1.4% 前回1.3%)→ 予想を下回りドル売りの材料となるも動きは少ない。

USD 10月 シカゴ購買部協会景気指数=56.2(予想49.0 前回48.7)→ 予想を上回る。

USD 10月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=90.0(予想92.5 前回92.1)、景気現況指数=102.3(速報106.7)、消費者期待指数=82.1(速報値82.7)→ 予想を下回る。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

アトランタ連銀GDPNow=第4四半期GDP予測値2.5%。

予算関連法案=米下院に続き上院は30日に連邦債務上限を含む2016年、2017年会計年度の予算案を可決。オバマ米大統領は11月2日にも予算関連法案に署名する見通し。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=今年の国内景気拡大ペースがより長期のトレンドと一致し、労働市場もかなり急速に回復した。

人民元上昇=中国人民銀行の委託介入との見方もあり、オンショア市場とオフショア市場で急伸→ IMFのSDR採用協議を前に、今後も継続的に続くとみられている。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁=労働市場はかなりタイトへ。

11月1日より、米国市場は夏時間から冬時間へ移行

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁=12月のFOMCは利上げがかなりあり得る会合だが、利上げを決定するにはさらにデータが必要で、利上げの時期をまだ決めていない。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※