2015/10/09

2015年10月9日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年10月9日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

週末金曜日、早期利上げ期待が薄らぎ、ドル売りの流れが付くも(除USDJPY)、輸入物価指数は予想外に低下すると、ドル買い戻しへと変化。

米株は一時上昇するも弱含み、米10年債利回りは上下しながら前日とほぼ変わらず、WTIは一時50.91ドルまで上昇するも続かず。ドル高容認の発想に、ドル買い戻しへと変化へ。

EURUSDは1.1350の上限を突破し上昇、GBPUSDは貿易赤字拡大に、1.5310台へと下落。AUDUSD+NZDUSDはリスク回避の巻き戻しは止まらず続伸、USDCADも原油高もあり下落するも、弱いカナダ失業率後にはドル買いへと変化。

週末金曜日、ポジション調整が強まる中で、英貿易収支は予想より赤字額が拡大するも、前回よりは低下。
米輸入物価は前月比-0.1%と予想-0.5%、前月-1.8%から大幅低下、ドル高による物価上昇圧力も弱まる。
カナダの雇用統計は、失業率は悪化し、直後からカナダドル売りが強まる。

◎稲葉リコー経済社会研究所所長=中国経済は北京周辺や東北部の成長率はゼロ%との見方があり、減速が激しくなっている。現地に進出している日系企業は決済不履行が起こらないか等しく心配している。
◎ノルウェー、カタール、サウジアラビア、ロシア=富を取り崩し始めている。
◎ロックハート・アトランタ連銀総裁=今後数週間から数カ月、利上げの是非を判断する上で消費動向の強さを見極める必要がある。10月か12月のFOMCで利上げはありうる。9月の決定は正しかった。年内の利上げは適切。
ドラギECB総裁=ユーロ圏は回復の兆しがみられる。成長見通しは引き続き下方へのリスク。