2015/10/14

2015年10月14日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き


2015年10月14日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

英雇用統計では、弱い平均賃金と失業率の低下にミックス。GBPは売りから逆に買いへと変化。AUD+NZDと共にドル売りの流れをリード。

最近の経済指標は世界的に弱い。中国CPIは予想外に弱く、英失業率は改善するも平均賃金は低く、ユーロ圏鉱工業生産も弱い。そして、米小売売上高+生産者物価指数は弱く、ドル売りの流れが強まる。

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JPYは続伸。弱いアジア+日本株+欧州株に上値は重く、弱い米小売売上高+生産者物価指数に。米利上げ時期の後退+米債利回りの低下に、円高が進むも、119.30円以下の買いに下げ止まる。

AUD+NZD+CADも続伸。早朝のウィーラーNZ中銀総による追加緩和を示唆する発言から、弱含んだAUD+NZDは、弱い中国CPIや、日本・アジア株安にも売りは限定的で、欧米市場では弱い米経済指標を受け続伸。

GBP+EURも続伸。欧米市場では、弱い米経済指標に、米利上げ時期の後退+米債利回りの低下に、結局はドル全面安へと動くも、米企業の決算を受けた米株はマイナス圏からプラス圏へと上昇し、EURUSDは売りへと変化するも、GBPUSDの上昇は止まらず、EURGBPは下落し、GBPの強さが目立つ。