2015/10/30

2015年10月30日(金曜) 昨日29日 海外市場の動き

2015年10月30日(金曜) 昨日29日 海外市場の動き

弱い米経済指標にドル買いも弱まり、GBPUSDは上昇へ。

FOMC後の金融市場は利上げを織り込む動きが続くが、米雇用は改善傾向が続く中で、米第3四半期GDP速報値は弱く3.9%→1.5%へ予想を下回る落ち込み+米NAR中古住宅仮契約も-2.3%(予想1.0%)と弱い。ドル高基調は続くも、ドル買いは弱まりGBPUSDは上昇へ。

◎FOMC+堅調は米7年債入札に米金利の上昇傾向は止まらず、10年債利回りは2.17%台へ、2年債は0.72%台へ上昇、3か月物ドルLIBORは0.3289→0.3451%へ大幅上昇し、12月の利上げを織り込む。。
◎NYダウは先日の終値を越えられず小幅下落。
◎原油価格(WTI)は45.16~46.79で上下するも、前日とほぼ同じ45.80近辺で推移。

※※※※※※※※※※※※※※※

為替相場は、ドル高基調は続くも、通貨間で動きは異なる。

AUDUSDは続落、GBPUSDは続伸、USDJPYは続伸、USDCADは続落、EURUSD+NZDUSDは上下しながらも小幅な上昇にとどまる。

EURUSDは、1.0900をボトムに独CPIが上昇に転じ、ユーロ圏の景況感指数も強く1.0980まで上昇へ。しかし、米独2年債利回り格差は9年ぶりの高水準で、FRBとECBとの金融政策の違いは強く、ポジション調整や実需の買いは強いが、ユーロのセンチメントは弱い。

GBPUSDは、英小売売上高指数が6カ月ぶりの低水準で上値の重い展開が続いたが、英2年債上昇し、弱い米NAR中古住宅仮契約の発表を契機に1.5320まで続伸へ。クロスでもポンド買いが強まる。

USDJPYは、FOMC後の米利上げ期待は強く、日米金利差拡大によるドル買いは強く、120.60台をボトムに、弱い米経済指標にも続伸。しかし、30日の日銀の追加緩和の有無は気になり、121.50円のビックポイントは試すことなく121.20円近辺を高値に上げ止まる。

※※※※※※※※※※※※※※※

S&P「英国のEU離脱を示す「ブレグジット(BREXIT)=英国がEUを離脱すれば、格付けを最大2段階引き下げる可能性がる。英国で2017年末までに実施される予定のEU離脱の是非を問う国民投票で離脱が多数派を占めれば、英国の格付けを1段階引き下げる。

中国共産党の党中央委員会第5回全体会議(5中全会)=全ての夫婦に対して、2人の子供を持つことを認める。今後5年間で経済成長に占める消費の割合を大幅に高める方針。相対的に速いペースでの経済成長を維持するため、経済政策の的を絞った調整を拡大。国民1人あたりの所得について、2020年までに2010年比で倍増させる。

リーカネン・フィンランド中銀総裁=ユーロ圏景気が改善する中でのインフレ率鈍化は依然として大きなリスク。

※※※※※※※※※※※※※※※