2015/10/06

2015年10月6日(火曜)昨日5日、海外指標の動き

2015年10月6日(火曜)昨日5日、海外指標の動き

米早期利上げ観測が後退し、リスク選好の動きが強まる。

この景況が続くか、豪中銀金融政策、米貿易収支、ドラギECB総裁発言を注目。

日経平均株価は1万8千の大台を回復、欧米の株価は上昇(EURO STOXX50+3.31%、DJIA+1.85%)、欧米の10年債利回りは上昇(独0.51→0.566% 米1.9929→2.0544%)、原油価格は上昇し(WTI45.54→46.38)金価格は下落(-2.20ドル)。

ドルは、コモディティー関連通貨で弱く(AUD+NZD+CAD)、弱い経済指標もあり、主要通貨で強い(JPY+EUR+GBP)。

米景況感は弱く、(サービス業PMI=55.1(予想55.6 前回55.6)+ ISM非製造業景況指数(総合)=56.9(予想57.7 前回59.0)、米雇用指数が予想外に弱い(労働市場情勢指数=0.0(予想1.4 前回2.1→1.2)。

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USDJPYは、日銀短観を含め弱い日本の経済指標に、10月中の追加緩和期待が強く、120.50円を一時上回り、弱さが目立つ。

EURUSDは、欧州市場の1.1280台を高値に、安全資産売のEUR売りへ変化。弱いユーロ圏の総合・サービス業PMI、センティックス投資家信頼感、小売売上高に、追加緩和の観測は消えず、1.1170台まで約100ポイント近く下落へ。

GBPUSDは、欧州市場の1.5240台を高値に、安全資産売のGBP売りへと変化。弱い英国のサービス業PMIを引き金に、GBPAUD、GBPCADの売りも強く、1.5140台まで約100ポイント下落へ。

AUDUSDは、米早期利上げ観測が後退、世界的な株価の上昇や商品価格の上昇に、リスク資産の買い戻しとショートカバーに、続伸。一時0.7110台へ上昇後、0.7050台まで値を下げるも、続伸傾向が続く。

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TPP閣僚会議、大筋合意に達する。

IMF中国経済に関する報告書=経済減速に対処できる能力を有しているが、政策に関し一段と効果的にコミュニケーションし、潜在的な波及を防ぐ必要がある

IMF中国経済に関する報告書=人民元は8月の切り下げで3%程度下落し、中期的なファンダメンタルズに整合する水準にある。中国経済が1%減速すれば、他のアジア諸国の成長を0.3%押し下げると試算。

IMF中国経済に関する報告書=中国株の急落や人民元切り下げを受け金融市場が混乱したことは、商品価格の下落や米利上げ観測など、中国以外の要因により増幅された。

スイス・グレンコア株価大幅上昇=上場以来の21%の大幅高で、急落依然の水準を上回る。

ユーロ加盟国の国債は総じて下落=株価上昇により、安全資産の国債需要が減少。



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