2015/10/28

2015年10月28日(水曜) 昨日27日 海外市場の動き

2015年10月28日(水曜) 昨日27日 海外市場の動き

今日28日のFOMCを前に動きは鈍く、弱い米経済指標が続く米金利は低下するもドル売りは弱い。米中軍事的緊張の高まりも懸念。

目立ったのは、弱い「GBP+AUD+CAD」。

米国は南沙諸島の中国12カイリ内へイージス艦を派遣し、今後の継続を表明。中国はミサイル駆逐艦が警告を与え、緊張感が強まる。

米耐久財受注の前月比は予想よりマイナス幅が改善するも、前月が下方修正し、コア資本財受注は-0.3%と弱い。
米総合PMIは予想を下回り、米CB消費者信頼感指数は予想外に弱いが、以外なほどドル売りは弱い。

GBPUSDは、弱いGDPに欧州市場から売りが先行、1.5350台→1.5300を一時割り込み下落へ。
AUDUSDは、中国経済の鈍化傾向の不安感が続き、0.7250台→0.7200を割り込み続落。
USDCADは、商品価格や原油価格は弱く、1.3160台→1.3260台へ上昇。

USDJPYは、日銀の追加緩和期待もやや弱まり、円ロングの巻き戻しへ。120.50円を割り込み、大枠120.20~45円のレンジで動けず。
EURUSDは、1.1030で下げ止まり、1.1070台→1.1030へ低下し、ECBのQE拡大の思惑に上値も重くレンジで上下。
NZDUSDは、早朝の貿易赤字額が拡大するも底堅い。一時0.6810台へ上昇→0.6770台へ低下。

WTIは、一時42ドル台まで低下、43.20近辺で推移。
NYダウは、前日比-0.26%近辺へ低下。
米10年債利回りは2.03%台を割り込み低下、一時2.01台を割り込み。
ドルインデックは、96.90台へ上昇

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21:30 USD 9月 耐久財受注=前月比-1.2%(予想-1.5% 前回-2.0→-3.0%)、除輸送機器・前月比=-0.4%(前月比予想0.0% 前回0.0→-0.9%)→ 前月比のマイナス幅予想外に縮小するも、前月は大幅に赤字幅が拡大、除く輸送機器・前月比は予想外の2-0.3%で前月分も-0.2→-1.6%と大幅に下方修正。しかし、ドル売りへつながらず。

22:00 USD 8月 S&P/ケースシラー住宅価格指数(総合20)=前年比5.1%(予想5.1% 前回4.96→5.09%)。
22:45 USD 10月 総合PMI・速報値=54.5(予想 前回55.0)、サービス業PMI・速報値=54.4(予想55.1 前回55.1)→ 予想を下回るも、ドル売りは弱い。

23:00 USD 10月 CB消費者信頼感指数=97.6(予想102.4 前回103.0)→ 予想を下回り、労働市場に対する楽観的な見方が後退したほか、向こう数カ月の雇用増を期待する向きも減少。所得増を見込む消費者が減り、反対に所得減を予想する人が増えた。しかし、ドル売りへつながらず。

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米海軍ミサイル駆逐艦「ラッセン」が南シナ海の中国「領海」内へ派遣=中国は米艦船を追尾。米当局者は、中国の艦船が安全な距離を確保しながら追跡したが、トラブルはなかったと説明した。米国防当局者は、警戒活動を頻繁にすると発表。

イエレンFRB議長は11月4日に銀行規制に関する下院金融サービス委員会の公聴会で証言。

レーン・カナダ中銀副総裁=追加緩和の必要はない。


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