改善が続く米雇用情勢、インフレと成長リスクを指摘したドラギECB総裁に流れはEUR売り。
欧米株は強くUSDJPYは上値の重かった120円台をすんなり超え120.40台へと上昇。円クロスでは、EURJPY+CHFJPYで円買いながら、GBPJPY+AUDJPY+NZDJPY+CADJPYと円売りが続き上昇へ
注目のECB理事会は予想通り変更なし、注目のドラギECB総裁は「ユーロ圏のインフレ率と成長率は下方リスク」を指摘、「数人は追加刺激策の実施を支持」と、今後の指標次第で追加緩和の可能性がくすぶる。
一方、米新規失業保険申請件数は25.9万件(予想26.5万件)と前回に続き強く、ドル買いへと動き、ドラギ総裁発言と時を同じく、EURUSDは重要なポイントの1.1300を割り込み1.15台まで下落、市場全体のドル買いリード。
GBPUSDは、強い英小売売上高に1.55台まで上昇傾向が続いたが、流石に、強い米雇用とハト派のドラギ総裁発言後のEURUSDの売りに、1.5380台まで下落。
AUDUSDは、0.7190~0.7240の50ポイントの範囲内で上下変動するも、方向性出ず。
USDCADは、カナダの小売売上高は予想通りで変化なし。EURUSDの下げの影響も薄く、WTI強い分1.3150台を高値に上値は重く、1.3090台まで小幅下落。
NZDUSDは、独り勝ちで強さが目立つ。0.6750を底値に0.6810台まで上昇。
◎欧米株は上昇し、10年債利回りは2.05%近辺から2.03%を割り込み低下から、2.03%台で推移。
◎EUROSTOXX50は2.6%近く上昇、NYダウは1%近く上昇、WTIは一時46ドル台を回復。
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英小売売上高は予想外に増加、2013年12月以来の高水準で一時GBP買いが強まる。
ECBは政策金利の据え置きを決定、予想通りでドラギECB総裁の記者会見を控えて、動けず。
新規失業保険申請件数が改善し、ドル買いが強まる。
ドラギECB総裁記者会見=新興国の影響を受けユーロ圏のインフレ率と成長率は下方リスクがある。QEは2016年9月まで継続し必要なら延長する。責務にのっとり全ての手段を使う準備がある。物価の回復は予想より緩やかな可能性。→ EUR売りが強まる。
ドラギECB総裁記者会見=数人は追加刺激策の実施を支持。預金金利の引き下げを話し合った。
ドラギECB総裁記者会見=物価の回復は予想より緩やかな可能性。インフレへの下向きリスクの一つは為替レート。