2015/10/21

2015年10月21日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年10月21日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

カナダの成長見通し引き下げに、カナダドル売りが強まる。

アジア市場から続いた資源国通貨の下落も、欧州市場に入り株価が上昇すると値を戻すも限定的で、AUDUSD+NZDUSDの売り、USDCADの買いの流れは変わらず。

午後11時のカナダ中銀は政策金利を予想通り据え置くも、成長見通しを引き下げたことで、USDCADは1.3100直前まで上昇しカナダドル売りが強まる。

その影響もあり、AUDUSDは安値を更新、USDJPYは120円台をクリアに上抜けすることはできず、逆にCADJPYクロスで円買いが入ると、ドル売りへと変化。

EURUSDは欧州市場で一時1.1370台へ上昇するも、1.1350台が徐々に重くなり引き続きダウンサイドのリスクが高い。

GBPUSDは欧州市場で公的部門純借入所要額(PSNCR)が予想より赤字幅が減少し、買い戻しが強まる。1.5450台を高値に上げ止まるが、ドル高の流れの中で健闘。


欧州株は一時の下げから上昇へと変化し、米株は上昇から始まる。米10年債利回りは引き続き2.04%台で前日より低下、WTIは45ドル台で、先日よりも弱い。

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カナダ中銀=GDP見通しを下方修正、2015年第3四半期GDP1.5→2.5%へ上方修正するも、第4四半期2.5→1.5%、2016年2.3→2.0%、2017年2.6→2.5%へと下方修正し、カナダ売りが強まる。

カナダ中銀=石油関連の投資は2016年20%減少、2017年には落ち着く。設備投資弱く今後数年間にわたりGDPを圧迫。

カナダ中銀=インフレ基調は1.5~1.7%の見通しで変わらず。

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