2015/10/15

2015年10月15日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2015年10月15日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧米市場ドル安(除くEURUSD)、強い米経済指標に米国市場序盤はドル高へ、しかし限定的。

欧米株は上昇、米10年債利回りは2%台を回復、WTIは46ドルを割り込む。

為替相場は・・・・。

欧州市場ではクロスの円買いが激しく、株高にも関わらず円高が進み、USDJPYは118.50円を割り込み売りが加速し、118円台まで続落。

EURUSDは、1.15台を達成できず、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ユーロ圏では総合インフレとコアインフレも明らかに目標水準を下回っており、追加の措置が必要」との報道に、EUR全面安でEURUSDは1.1430まで下落。

EURJPYの下落がUSDJPYの売りをサポートし、EUR下落の影響に、新興市場国通貨は全面高へ。


米国市場に入り、米消費者物価指数は前年比、コア前月比と前年比は予想を上回り、さらに、新規失業保険申請件数が42年ぶりの水準に改善、ドル全面高へ。

USDJPYは118.70台へと上昇するも、上昇力は続かず伸び悩み上値は重く、下値リスクが気になる。

EURUSDは一人負けの一日で、1.1360台まで続落。1.1300~50の先のレンジ上限は、今、レンジの下限になれるのか注目!

GBPUSD+NZDUSD+AUDUSDは、欧州市場の上昇から、強い米経済指標に下落へと変化するも、新興国通貨の大幅上昇ひ、再上昇の動きも強い。


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AUD 9月 雇用統計: 失業率=6.2%(予想6.2% 前回6.2%)、雇用者数=-5,100人(予想7,100人 前回17,400→18,100人)、労働参加率=64.9(予想65.0% 前回65.0%)→ 雇用者数が予想外に減少し直後の反応はAUD売りとなるが底堅く推移

USD 9月 消費者物価指数=前月比-0.2%(予想-0.2% 前回-0.1%)、前年比0.0%(予想-0.1% 前回0.2%)、コア前月比0.2%(予想0.1% 前回0.1%)、コア前年比1.9%(予想1.8% 前回1.8%)→ 前月比は予想通り、前年比、コア前月比と前年比は予想を上回る

USD 10月 NY連銀製造業景気指数=-11.36(予想-8.0 前回-14.67)→ 予想外にマイナス幅が拡大へ

USD 新規失業保険申請件数=25.5万件(予想27.0万件 前回26.3→26.2万件)、受注総数=215.8万人(予想219.5万人 前回⇒220.8万人)→ 予想を大幅に下回る、42年ぶりの低水準にドル買いが強まる

USD 10月 フィラデルフィア連銀景況指数=-2.0(予想-3.0 前回-6.0)→ 予想よりマイナス幅は減少

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ノボトニー・オーストリア中銀総裁=ユーロ圏では総合インフレとコアインフレも明らかに目標水準を下回っており、追加の措置が必要

米財務省(14日)=14日Tビル入札を一時中断、発行予定額の35%までとする上限規則を超える応札があった可能性を調査。

ルー米財務長官=ベイナー会員議長への書簡で、11月3日までに債務上限を引き上げる必要がある。

ゴールドマン・サックス第3四半期決算=アナリスト予想を下回る、トレーディング収益が減少

シティグループ第3四半期決算=アナリストの予想を上回る

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