2015/10/18

今週の主な材料(10月19日~10月23日)

今週の主な材料(10月19日~10月23日)

今週・来週と金融政策の発表が多く、波乱要因へ!

来週10月28日のFOMC、10月30日の日銀金融政策決定会合と、ドル相場や円相場へ強い影響を与える材料を控えているが、今週はカナダ中銀とECBの金融政策の発表を注目したい。

今週の経済指標や発言では3つに分類して考えたい。
1.金融政策の発表と中銀総裁・要人発言
2.中国を中心とした主要国の重要な経済指標
3.米国発の経済指標

【1.金融政策の発表と中銀総裁・要人発言】
今週のメイン・イベントは、カナダ中銀金融政策・ボロズカナダ総裁記者会見(21日)と、ECB金融政策・ドラギECB総裁記者会見(22日)で、特にECB理事会では追加緩和が議論されるとの思惑も一部で流れており、白黒の決着がついた後のEUR相場の変動を注目したい。また、豪中銀議事録も相場変動の材料で、カーニーBOE総裁から強気な発言を聞くことができるか注目している。

19日、黒田日銀総裁講演
20日、豪中銀議事録、カーニーBOE総裁発言、ダドリーNY連銀総裁発言
21日、カナダ中銀金融政策、ボロズカナダ総裁記者会見、カーニーBOE総裁発言
22日、エディ豪中銀総裁補佐発言、ECB理事会、ドラギECB総裁記者会見

【2.中国を中心とした主要国の重要な経済指標】
中国と新興国経済に関して市場の関心度外は高く、相場変動が大きいだけに、今週の中国GDPを含めた中国発の経済指標の発表の注目度は高い。

19日、中国第3四半期GDP、中国小売売上高、中国鉱工業生産、中国固定資産投資、
21日、日本貿易統計
22日、英小売売上高、カナダ小売売上高、ユーロ圏消費者信頼感指数
23日、ユーロ圏各国の総合・製造業・サービス業PMI・速報値、カナダ消費者物価指数

【3.米国発の経済指標】
来週28日のFOMCで利上げを実施する可能性はゼロではないが極めて低い。ただ、12月の利上げ開始の有無に関しては50/50から、利上げ開始予想が減少傾向にある中で、相変わらず米国発の経済指標は注目度が高く、特に22日(木曜)は新規失業保険申請件数を含め景況感・住宅関連の指標の発表が多い。

19日、米NAHB住宅市場指数
21日、米MBA住宅ローン申請件数
22日、新規失業保険申請件数、シカゴ連銀全米活動指数、FHFA住宅価格指数、中古住宅販売件数、景気先行指数・総合指数
23日、製造業PMI・速報値

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10/19(月) 
09:30 JPY 黒田日銀総裁発言
11:00 CNY 小売売上高
11:00 CNY 鉱工業生産
11:00 CNY 固定資産投資(都市部
11:00 CNY 第3四半期GDP
23:00 USD NAHB住宅市場指数
01:00 USD ラッカー・リッチモンド連銀総裁発言

10/20(火) 
09:30 AUD 豪中銀議事録公表
15:00 CHF 貿易収支
19:00 GBP カーニーBOE総裁発言
21:30 USD 住宅着工件数
21:30 USD 建設許可件数
22:00 USD ダドリーNY連銀総裁、パウエルFRB理事発言

10/21(水)    
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース)
17:30 GBP 公的部門純借入所要額(PSNCR)、公的部門純借入額(除金融介入・PSNB)
20:00 USD MBA住宅ローン申請件数
20:00 TRY トルコ中銀 金融政策発表
23:00 CAD カナダ中銀 金融政策発表
0:15 CAD ボロズ・カナダ中銀総裁金融政策後の発言
02:00 GBP カーニーBOE総裁発言

10/22(木)     
07:45 AUD エディ豪中銀総裁補佐発言
17:00 EUR ECB月報発表
17:30 GBP 小売売上高
20:45 EUR ECB金融政策発表
21:30 EUR ドラギECB総裁記者会見
21:30 USD 新規失業保険申請件数
21:30 CAD 小売売上高
21:30 USD シカゴ連銀全米活動指数
22:00 USD FHFA住宅価格指数
23:00 EUR 消費者信頼感・速報値
23:00 USD 中古住宅販売件数
23:00 USD 景気先行指数・総合指数

10/23(金)      
17:00 EUR 総合PMI・速報値、製造業PMI・速報値、サービス業PMI・速報値
21:30 CAD 消費者物価指数
22:45 USD 1製造業PMI・速報値


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