2015/10/25

今週の主な材料(10月26日~10月30日)

今週の主な材料(10月26日~10月30日)

FOMCは利上げを見送るのか? 米第3四半期GDP・速報値はどこまで低下するのか? 日銀は予想通り追加緩和は見送るのか? 欧州は今週から冬時間へ移行し欧州勢の参入時間もやや遅れることになる。

先週、カナダ中銀は成長とインフレ見通しを下方修正し、ECBは12月の緩和の可能性を示唆、中国は成長支援に追加緩和を実施。世界的な株高の中で、米金利は上昇しドル高の流れとなった。今週も月末の影響をも受けながら、FOMCなどの金融政策の結果で、相場変動は止みそうにない。

今週の経済指標と発言を分類して考えたい。
1.金融政策の発表・要人発言
2.主要国の成長と雇用関連の経済指標
3.米国発の経済指標

【1.金融政策の発表・要人発言】
特にFOMCは予想通り利上げを見送るのか? 12月に利上げを実施する可能性を見極めることができるのか注目したい。日銀は弱い経済成長に追加緩和を実施するのか? 黒田日銀総裁からサプライズの発言はないのか? NZ中銀は予想通り政策金を据え置くのか? 市場ではそろそろNZの緩和も最終局面にあるとの見方が強まっており注目したい。これらは、今週の為替相場の動きを決定する重要なイベントとなっている。

27日 レーン・カナダ中銀副総裁講演
28日 FOMC 金融政策発表、スウェーデン中銀 金融政策発表、コンスタンシオECB副総裁講演
29日 NZ中銀 金融政策発表
30日 日銀 金融政策決定会合・黒田日銀総裁記者会見

【2.主要国の成長と雇用関連の経済指標】
いつもながら、各国の成長と消費者物価の発表は重要。
27日 英第3四半期 GDP・速報値
28日 豪第3四半期 消費者物価指数
30日 日本全国消費者物価指数、カナダGDP

【3.米国発の経済指標】
米第3四半期の速報値は特に重要で、前期より低下が予想されているが、発表を注目したい。
26日 新築(一戸建)住宅販売件数
27日 耐久財受注、S&P/ケースシラー住宅価格指数(総合20)、総合・サービス業PMI・速報値、消費者信頼感指数
28日 MBA住宅ローン申請件数
29日 第3四半期GDP・速報値、中古住宅販売成約
30日 個人所得・個人消費、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数

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10/26(月)  英国・欧州市場は夏時間が終了し冬時間へ移行  NZ・ウエリントン市場は レーバーデーで休日
18:00 GER 独IFO業況(総合)指数
23:00 USD 9月 新築(一戸建)住宅販売件数

10/27(火) 
6:45 NZD 貿易収支
18:30 GBP 第3四半期 GDP・速報値
21:30 USD 耐久財受注
22:00 USD S&P/ケースシラー住宅価格指数(総合20)
22:45 USD 総合PMI・サービス業PMI 速報値
23:00 USD 消費者信頼感指数
0:05 CAD レーン・カナダ中銀副総裁講演

10/28(水)    
9:30 AUD 第3四半期 消費者物価指数
16:00 GER GFK消費者信頼感調査
17:30 SEK スウェーデン中銀 金融政策発表
20:00 USD MBA住宅ローン申請件数
23:45 EUR コンスタンシオECB副総裁講演
3:00 USD FOMC金融政策発表

10/29(木)     
5:00 NZD NZ中銀 金融政策発表
8:50 JPY 鉱工業生産・速報値
17:55 GER 1雇用統計
19:00 EUR 10月 景況感指数(経済信頼感・製造業信頼感・サービス業信頼感・業況判断指数・消費者信頼感指数
21:30 USD 第3四半期 GDP・速報値
21:30 USD 新規失業保険申請件数
22:00 GER 消費者物価指数・速報値
23:00 USD 中古住宅販売成約

10/30(金)      
8:30 JPY 雇用統計
8:30 JPY 全国消費者物価指数
8:30 JPY 東京都区部消費者物価指数
昼頃 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
19:00 EUR 雇用統計
19:00 EUR 消費者物価指数
21:30 CAD 8月GDP
21:30 USD 労働コスト指数
21:30 USD 個人所得・個人消費
22:45 USD シカゴ購買部協会景気指数
23:00 USD 1ミシガン大学消費者信頼感指数

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