2015/10/21

2015年10月21日(水曜)昨日20日、海外市場の動き

2015年10月21日(水曜)昨日20日、海外市場の動き

米金利は上昇し、ドルの買い戻しが目立った。建設許可は弱かったが米住宅着工は強い。

EURUSDは、上昇から下落へ結局はものと水準へと逆戻り。リンデ・スペイン中銀総裁は追加緩和の可能性を示唆するなど、明日22日のECB理事会で追加緩和の期待感は消えず、アジア・欧州市場の上昇幅を縮小し1.1330~50台で推移。引き続き1.1300のポイントを注目。

GFBPUSDは、弱含みで推移。1.55台→1.5430台まで低下するも上昇を維持。今日21日のカーニーBOE総裁の講演では、EU離脱の是非を問う国民投票について、その影響を説明するとのことで注目。

USDCADは、強さを維持。カナダは10年ぶりに政権が交代、予想外に安定多数を占め政権の安定が評価されたのか、USDCADは1.2930台へと低下。しかし、原油価格は弱含みで推移し、今日21日のカナダ中銀の金融政策を前にして、値を戻すも1.3000をポイントに上値も重い。

AUDUSDは、0.7300を超えられず下落へ。豪中銀議事録では「第3四半期の経済成長率が前期比で加速したと予想」にアジア市場では直後上昇するも、0.7300を超えられず、欧州・米国市場では続落、結局は元の水準へ。

USDJPYは、続伸、円の弱さが目立つ。米財務省上半期の外国為替報告書で「円は過小評価」と発表に円高への動きが危惧されるも、米金利の上昇に底堅く、逆に119.90台まで上昇し、高値圏で推移。

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ドルインデックスは前日とほぼ変わらず、DXYは94.90近辺で推移。
原油価格(WTI)は低下、45ドル台で推移。
金価格は上昇、1177ドル近辺で推移。
NYダウは前日とほぼ変わらず、17200ドル台で推移。
欧州株は弱含みで推移、EURUSTOXX50は3255.72。
米10年債利回りは上昇、2.07台で推移。
独10年債利回りも上昇、0.7626%。
米2年債利回りは上昇、0.63%台で推移。

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マカファーティーBOE政策委員=利上げを正当化するのに十分だと私が判断するに至った。インフレ見通しをめぐるリスクについて、委員会内でも認識する向きが存在。

リンデ・スペイン中銀総裁=QEを拡大、修正する可能性がある。ユーロ圏の現在のインフレ率は、ECBの目標の2.0%を不安になるほどに下回っている。世界経済の低迷により経済見通しを取り巻く不透明性は過去数カ月で高まった。

欧州委員会=ユーロ圏統合強化案を21日提出。

カーニーBOE総裁は、21日の講演で、2017年末までに実施予定の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票について、中銀の経済運営や銀行セクターの保護能力にどのような影響が及ぶのか明らかにする。

HSBC=中国人民元 がIMFの準備資産である特別引き出し権(SDR)の構成通貨となる上であらゆる条件を満たしており、SDR通貨として採用される方向に向かっている。

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USD 9月 住宅着工件数=前月比6.5%(予想1.5% 前回-3.0→-1.7%)、120.6万件(予想114.2万件 前回112.6→113.2万件)→ 予想を大幅に上回る。

USD 9月 建設許可件数=前月比-5.0%(予想0.0% 前回3.5→2.7%、110.3万件(予想117.0万件 前回117.0→116.1万件)→ 予想を大幅に下回る

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