2016/06/11

2016年6月11日(土曜)昨日10日 海外指標の動き

2016年6月11日(土曜)昨日10日 海外指標の動き




英国はEUから離脱するのか、しないのか? 

週末金曜日の為替市場は、台風の目となっている英国民投票の世論調査で、離脱支持者が拡大、ドル買いと円買いが加速し、共に全面高。


ドル高+円高、ポンド安。株安+原油安にCAD+AUD+NZDは弱く、リスク回避に日米欧の国債利回りは低下。

WTIは米原油リグ稼働数の増加に、48.8ドルと3.48%低下。米10年債利回りは英国のEU離脱の可能性によるリスク回避に買われ、1.64%と前日の1.69%近くから低下。ダウ平均は17,865.34ドルと-119.85(-0.67%)低下、世界的にリスク回避の動きが強まる。

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USDJPYは、106.70~20円の円高傾向ながら50ポイントの狭いレンジで推移していたが、英国のEU離脱の懸念拡大に、02:45時から、107.10→106.56まで急落後、106.50台の強い買いに→107.00まで上昇と、上下変動が加速した。その結果、円はクロスでも、日中の最高値を更新した後に、値を戻す動きへと変化。

引き続き106.50のポイントは重要ながら、107.20円超えの達成もできず、続落の流れは変わらず。週明け後に、どこまで戻ることができるのだろうか?

EURUSDは、英国民投票を前にして1.13を割り込み底値を切り下げ、弱さが目立っていた。ORBのオンライン調査で離脱支持者が拡大との報道に、EURJPYの売りも強く1.1250割れまで続落。戻りも1.1320~30が精いっぱいに思える。

GBPUSDは、週末リスクと英国のEU離脱の懸念拡大に、よほど投機的なショートポジションが溜まらないと戻りを期待できにくい。1.4500の大台を割り込んでからは、1.44、1.43、1.42、1.41台と大台が変わり、GBPJPYを含め弱い者いじめの絶好の対象物。ただし、手を出したくない通貨ペアの一つ。

AUDUSDは、0.7500が大きなポイントで売りに転換し、継続中。リスク回避の流れの中では、健闘しているといわざるを得ないが、休み明けの中国株など不安定な要因もあり、ロングにできにくい状況で終わった。

0.7350がボトムになりなる可能性もあるが、0.7420~50の上値は重く、ダウントレンドは変わらず。

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英インディペンデント紙の委託を受け、ORBのオンライン調査=英国民投票で、離脱支持55%、残留支持45%→ この結果にポンド売りが強まる。

米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズ=米原油リグ稼働数は8基増加し328基に拡大、原油価格(WTI)は48.91ドルへ下落。

米10年債利回りは2013年来の低水準

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