2016/06/15

2016年6月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年6月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

アジア・欧州市場で続く株価の下落が続くも、米株のスタートは小幅な下げにとどまる。原油価格(WTI)は48ドル台後半へと強含み、米金利は弱含みで推移。

原油価格の持ち直しや、米株が小幅な下げからスタートし、AUD+NZD+CADは売りも収まり買い戻しの流れが強まる。

市場のセンチメントはやや複雑で、リスク回避の行動をとりながらも、15日FOMC、16日日銀金融政策委員会、23日の英国民投票を前にして、投機的なポジションを積み上げるにも限界があるのでは!

ドル円は、弱いアジア・欧州市場の株価に円高のが続き、105.60台をボトムに下げ止まる。原油価格+米株の動きに連動し106円台を回復。市場センチメントは円高で、106.30近辺の上値が徐々に重くなり、105.60~106.30のレンジに収斂。これらの水準を超えられるかが、目先のポイント。

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英CPIは、前年比0.3%と前回と変わらず伸び悩む。

ユーロ圏鉱工業生産は、前月比1.1%、前年比2.0%と強い数字となる。

米輸入物価指数は、前月比1.4%と2012年3月来の高水準、前年比は-5.0%と前回よりは改善するも依然としてマイナス幅は大きい。

米小売売上高は、前月比0.5%と前回1.3%から低下するも、予想0.3%を上回る。

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国際エネルギー機関(IEA)月報=石油の需給について、今年下半期に均衡するが、来年上半期には再び供給超過になる。

独10年債利回りは初のマイナス、英国債利回りは、過去最低を更新。日本の国債利回りは5、20、30年物利回りは過去最低を更新。

英国民投票世論調査=3社4つの調査で、離脱支持はが残留支持を上回る。ブックメーカーでもEU離脱派が23.7→32.6%へ拡大。