2016/06/07

2016年6月7日(火曜)昨日6日 海外市場の動き

2016年6月7日(火曜)昨日6日 海外市場の動き

注目のイエレンFRB議長は講演で、「段階的な利上げが適切との考えは変わらず」、しかし、「次回の利上げ実施時期を示唆せず」。

ドル相場は、ドル円を除き総じて緩やなドル売りへで、発言内容で上下変動を伴いながらも、水準としては大幅な変化は見られず、原油高にカナダドルだけは全面高。米株は強く、原油価格は49ドル台後半で推移、米金利も強い。

ダウ平均は17,920.33(+113.27+0.64%)、ナスダックやS&Pも上昇。WTIは49.74ドルと50ドル再トライへ、米10年債利回りは1.735%と上昇。

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今週は来週の日米金融政策と、次週のイエレンFRB議長の半期に一度の議会証言と、英国の国民投票を前にした、待ちの週。注目は、豪中銀(7日)とNZ中銀(9日)の金融政策、英国民投票の世論調査。

USDJPYは、イエレン発言で107.55→106.84と上昇から下落へと変化しながらも、106円台の買い意欲は強く、他の主要国で円売りも加わり、米株の上昇もあり107.50台まで上昇へ。

EURUSDは、イエレン発言で1.1325→1.1393と下落から上昇へと変化するも、英国民投票の世論調査でEU離脱支持が優勢な状態で、積極的なユーロの買いもできず、伸びも限定的。

GBPUSDは、イエレン発言で1.4426→1.4473と下落から上昇へと変化するも、ポンド買いは限定的。英国民投票の世論調査でEU離脱支持が優勢な状態で、先週の米雇用統計で主要国高=ドル売りが続く中で、唯一弱さが目立つ通貨。

AUDUSDは、イエレン発言で0.7334→0.7380と下落から上昇へと変化し、豪ドル買いの流れを維持するも、7日(火曜)豪中銀の金融政策の発表を直前にし、9日のNZ中銀の利下げ懸念と合わせ、0.7370を中心に動けず。

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イエレンFRB議長講演=段階的な利上げが適切との考えは変わらず。しかし、次回の利上げ実施時期を示唆せず。

イエレンFRB議長講演=雇用の伸びとインフレ率上昇は、後ろ向きな展開に勝る可能性は依然高い。

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