2016/06/30

2016年6月30日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年6月30日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

月末30日、欧米の株価は小幅上昇し、このまま上昇が続けば3日連続の上昇となる。米10年債利回りは小幅に上下しやや軟化。原油価格は48ドル台後半へと弱い。

欧州市場に入り、中国人民銀行が人民元の下落を要因との報道に、AUDUSD+NZDUSDは一時下落から上昇へと変化。ドル売りの流れの中で続伸し、高値圏で推移。

EURUSDは、アジア・欧州株は強く、ユーロ圏CPIの前年比はプラス圏を回復。フランスの世論調査で53%がフランスのEU離脱に反対、野党のルペン党首はフランスのEU離脱の主張を軟化。EURUSDは、1.1150台まで上昇から、1.1070台へと低下。

英国では、本命と見られていた、ジョンソン前ロンドン市長は、英保守党党首選への不出馬表明。本命不在の中で

GBPUSDは、1.3500直前で失速。各材料に上下しながらも1.3400で下げ止まり、100ポイントレンジで推移。英GDP比の経常赤字が拡大、

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中国人民銀=資本流出や貿易相手国からの批判につながらないように、今年対ドルで6.8元程度まで段階的に、人民元下落を容認の意向→ AUDUSD+NZDUSDが一時下落へ

ドムブロフスキス欧州委員会副委員長=英国のEU離脱後の市場の混乱に対処する用意があるが、経済的な影響について想定するのは時期尚早。今後少なくとも3年間はユーロ圏に新たに加盟する国はないだろう。

ジョンソン前ロンドン市長=英保守党党首選への不出馬表明。

IMF=ドイツ銀行は、世界の大手銀行の中でシステミックリスクに影響する度合いが最も大きい可能性。

フランス世論調査=53%がフランスのEU離脱に反対。