2016/06/02

2016年6月2日(木曜)昨日1日、海外市場の動き

2016年6月2日(木曜)昨日1日、海外市場の動き

ドル円は109円を死守。米建設支出は5年3か月ぶりの低水準で、ドル買いから売りへと変化、円買いも収まる。

WTIは48ドル割れから49ドル台へ値を戻し、ダウ平均はマイナスから値を戻し小幅上昇へ、米10年債利回りも下落後1.802→1.84%近くまで上昇し、2年債は一時0.9%台まで上昇へ。

為替市場は、EURUSDは上昇+GBPUSDは低迷。英国民投票のネガティブインパクトが強く、ユーロの買い戻しが強く、EURGBPは0.7670→0.7760台へとこの通貨ペアにしては連日の大幅上昇へ。

原油価格(WTI)は49ドル台を回復、今日2日のOPEC総会で新たな生産枠の設定の可能性が報道され、OPEC総会を注目。

米建設支出は-1.8%(予想0.5%)と予想外に弱く、アトランタ連銀GDPNowやバークレイズは米成長見通しを下方修正へ。ISM製造業景況指数=51.3(予想50.5)と強い数字ながら、新規受注は小幅減少へ。最近の弱含みの米経済指標もあり、6月15日のFOMC利上げ観測がやや弱まる。

ベージュブックは、「全国的にインフレ圧力上昇し労働市場引き締まる」とあり、米利上げ期待は引き続き残る。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

USDJPYは、アジア・欧州市場・米国市場の序盤(21:30時)にかけ109円近くへと続落。109.00~20円が引き続き大きなポイントで、日本の消費増税先送りに関してだけで、どこまで円高が加速できるかは疑問ながら、テクニカルでは円売りが失敗し急落したインパクトはしばらく続く可能異性が高くなっている。109.20~80円のレンジを中心に、110.20円を抜けるまでは売り圧力が続きそう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

ベージュブック(米地区連銀経済報告書)=米経済は4月半ば 以降、大半の地域で緩慢なペースで拡大し、労働市場は引き締まった。 雇用主は引き続き従業員を増やし、賃金もやや上昇しつつある。

ベージュブック(米地区連銀経済報告書)=ほとんどの地区で労働市場の引き締まりが幅広く見られた。大半の地区で物価圧力もやや高まった。

バークレイズ=米第2四半期GDP見通し2.6→2.2%へ下方修正。第1四半期を0.8→0.9%へ上方修正へ。建設支出の大幅減少と前月の上方修正による。

イエレンFRB議長=6月21日に半期に一度の議会証言を行う。日本時間23:00時。

アトランタ連銀GDPNow=第2四半期GDP予想値をを2.9→2.5%と下方修正。建設支出や製造業活動が弱く。

OPEC総会(2日)=新たな生産枠の設定を検討する可能性。


※※※※※※※※※※※※※※※※※