2016/06/01

2016年6月1日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年6月1日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

円全面高! 週明けの円安はいったい何だったのであろうか?

原油価格(WTI)は48ドル近くまで続落、ダウ平均は100ドル近く下落からスタート、米10年債利回りは1.8%と低下へ。流れはリスク回避へと動き、円買い+ユーロ買いが強まる。

USDJPYは、安倍首相は、正式に消費増税の2年半延長を発表するもサプライズはなく、110.50、110.00、109.20と各ポイントを割り込み、109円の壁でようやく下げ止まり、クロスも円高が加速。

EURUSDは、1.1100のポイントをボトムに反発。リスク回避の流れもユーロ買いを強め、EURGBPの買いも強く1.1180台へと上昇。

GBPUSDは、昨日の世論調査で離脱支持が優勢となったことによるポンド売りの流れが続き、今日のYouGov世論調査でEU離脱支持と残留支持は共に41%と均衡するも、ポンド買いは見られず。住宅ローン承認申請件数は2015年5月来の低水準で、EURGBPの売りが強くポンド売りの流れが続く。

AUDUSD+NZDUSDは、リスク回避のながれに続落。

USDCADは弱い原油価格もあり上下変動が激しい。

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安倍首相記者会見=消費増税の2年半延長を正式に表明。衆参同時選挙は見送る。

米短期金利先物市場は、弱い米経済指標が続き、利上げ予想確率6月23→15%、7月59→54%へ低下。

YouGov世論調査=EU離脱支持と残留支持は共に41%と均衡。

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