2016/06/09

2016年6月9日(木曜)昨日8日、海外市場の動き

2016年6月9日(木曜)昨日8日、海外市場の動き

為替相場の動きは相変わらず複雑。JPYは買いから売りへと変化、USDJPYは106.50円トライに失敗し、日本国債売りの流れもあり107円近辺に逆戻り。

EUR高+ポンド安の流れは変わらず。資源価格+原油価格の上昇が続くもJOLTが強くCADの買いは鈍い。AUDは伸び悩み、NZDは買いの流れを維持。

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◎米JOLT求人件数は、578.8万件と過去最高に迫り、
◎原油価格は、在庫減+ナイジェリア問題で、年初来の高値を更新し51.54ドルへ上昇。
◎ダウ平均は、小幅上昇し18,000ドル台で終了。
◎米10年債利回りは、低下し1.7%で終了。
◎ECBは社債購入を開始、経済への好影響が期待されユーロ買いが強まる。
◎三菱東京UFJ銀行のプライマリーディーラー資格返上に、国債の安定消化への懸念が広まり海外勢が反応し債券は下落。

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USDJPYは、円クロスでは円高が進み、円先高ムードが続くも、106.50円のポイントを抜けきれず、107.10円近辺に逆戻り。引き続き107.20円がポイントで、この水準を抜けきれなければ、下値再トライの可能性が高まる。

EURUSDは、買いの流れを維持し、1.1400台での攻防が続くも買いの流れを維持。ECBの社債購入開始を好感した動きもあるが、基本はEURGBPの買いの流れが影響。ただし、水準的には売りの変化も警戒。

GBPUSDは、1.46→1.45へ下落し結局はこのレンジで上下。英国民投票の世論調査の結果で右往左往。手を出せない通貨となっている。ある英ブックメーカーでは、EU離脱を問う国民投票のオッズは残留73%だが、逆に離脱の掛金70%を占め、複雑。

AUDUSDは、欧州市場に入り0.75をトライする動きへ。ただし、高値は0.7480と届かず、0.7460~80のレンジで上下。9日のNZ中銀金融政策の結果を見守る動きへと変化。このコメントの時間ではまで結果は出ず。

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ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁=英国のEU離脱、銀行同盟によるユーロ加盟国の結束の欠如がユーロ圏経済を損なう恐れ。力強い成長を維持できていないことがEUの長期的な安定に対する脅威。

原油価格は年初来の高値を更新=ナイジェリア武装勢力の油井爆破声明のほか、米原油在庫統計が減少が影響。

ECB=社債購入を開始へ。ユーロ圏経済の回復が期待されユーロ買いが強まる。

三菱東京UFJ銀行のプライマリーディーラー資格返上が、国債の安定消化への懸念が広まり海外勢が反応し債券は下落。

英ブックメーカー、EU離脱を問う国民投票のオッズは残留73%だが、逆に離脱の掛金70%を占める。