2016/06/22

2016年6月22日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年6月22日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

キャメロン英首相いわく「非常に際どい。誰にも結果は分からない」。でも、プライス・アクションはEU残留の期待感が広まる流れへ。

イエレン議長(下院)の議会証言は、とりあえず無視。明日の英国民投票を直前に控えて不安心理が強まる中で、欧州・英国株は強く、GBP+EURは強く、「ひょっとしたら、残留?」の期待も広まり、GBP+EURを中心としたポジション調整の流れが続く。

USD+JPYは弱く、GBP+EURの買い戻しが続き、AUD+NZDも上昇を維持、CADは強いカナダ小売売上高の買いにもCAD買い→売りへと変化。

原油価格(WTI)は50ドル台を維持し、米10年債利回りは1.7%台を維持。ダウ平均は小幅上昇からスタート。

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米住宅価格指数は弱く、中古住宅販売件数は予想を上回るも、相場への影響は鈍く、イエレンFRB議長の下院で議会証言の警戒感も見られず。

USDJPYは、相変わらず104.50円上下20~30pipsのレンジで推移しているが、円クロスでは円安傾向が続き、リスク回避=円買いの流れは見られずず。

EURUSDは、英国民投票で残留派がやや優勢もあり、欧州株も強く、債券買いも落ち着き、EUR買いの流れに、EURUSDは一時1.1340近くへと上昇。

GBPUSDも、EURUSDと変わらず、相場の上昇(ドル売り)をリードし、一時1.4770台へと上昇。GBP1M=1.5600ストライクのオプションが大量にであったこともあり、市場のセンチメントは

AUDUSDは、NZDUSDと共に、強さが目立ち、高所恐怖症もあるが、上値の達成感は見られず。

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21:30    CAD 4月 小売売上高=前月比0.9%(予想0.9% 前回-1.0→-0.8%)、除く自動車前月比=1.3%(予想0.6% 前回-0.3→-0.1%)→ 除く自動車は予想を大幅に上回る

22:00    USD 4月 FHFA 住宅価格指数=前月比0.2%(予想0.6% 前回0.7→0.8%)→ 予想を下回り昨年8月来の低水準

23:00    USD 5月 中古住宅販売件数=前月比1.8%(予想1.1% 前回1.7%)、553万件(予想555万件 前回545万件)→ 予想を上回る

23:00    EUR 6月 消費者信頼感指数・速報値=-7.3(予想-7.0 前回-7.0)→ 予想外にマイナス幅が拡大へ

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英国が離脱を選択したら、直後にG7は共同声明を発表する予定。