2016/06/22

2016年6月22日(水曜)昨日21日 海外市場の動き

2016年6月22日(水曜)昨日21日 海外市場の動き

イエレン議長の議会証言も影が薄く、全ては明日23日の英国民投票の結果次第! 欧米市場の流れはドル全面高。

イエレンFRB議長は、雇用の伸び悩みが一時的なのか? 英国の国民投票の影響を見極めると、慎重姿勢を示す。

議会証言後の為替相場の変動は鈍く、ポンド売りが続く。ドル買いの流れの決定はハト派のドラギ発言+離脱・残留差接近の英国民投票の世論調査で決まった。

ダウ平均は+24.86(+0.14%)と小幅上昇、原油価格(WTI)は48ドル台から値を戻し50.20ドルへ上昇、米10年債利回りは1.7%台へと上昇。

市場参加が予想していた通り、明日23日の英国民投票の結果によるインパクトの重大性を考えれば、イエレン議長の発言もやや、影が薄くなったことは避けられず。

証言の内容も、英国民投票を直前に歯切れがわるい。楽観視する理由を挙げ、緩やかな金利の上昇との見通しを据え置くも、先行き不透明感とリスク要因を重点的に説明。

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USDJPYは、アジア市場の株安+円高時の103.50円台をボトムに、クロスでの円買いも弱まり、105.05円まで一時続伸し円安へ。今日はドル高=円高にはならず。

EURUSDは、欧州市場に入り、英国民投票の結果で離脱・残留支持の差が縮小し、ドラギECB総裁は「一層の刺激策の計画を準備中」と発言し、EUR売りの流れが加速し1.1240台へと下落。戻りも1.1260台で、イエレン議長の議会証言でも動きは鈍い。

GBPUSDは、欧州序盤の1.4780台を高値に、英国民投票の世論調査で離脱・残留支持の差が縮小し再びGBP売りの流れへ。イエレン議長の議会証言でも反応は鈍く、1.4620台まで続落。

AUDUSDは、欧州序盤の0.7510台を高値に、GBP+EURの下落に伴い、原油価格の低下に0.7450台まで続落。イエレン議長の議会証言ででも反応は鈍く、原油価格の巻き戻しにも戻り高値は0.7470台と限定的ながら、動きな鈍い。

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イエレンFRB議長(上院半期に一度の議会証言)=経済見通しはかなりの不確定要素が残る。個人消費と投資が圧迫される可能性がある。生産性の低い伸びが続き、賃金の上昇や所得の創出を抑制するかもしれない。

イエレンFRB議長(上院半期に一度の議会証言)=金融政策当局は米経済が改善の明確な兆しをいつ見せるかではなく、見せるかどうかを注意して見守る。

ドラギECB総裁=一層の刺激策の計画を準備中。初からユーロ圏経済の回復は勢いを得ている。ECBは目標達成に向けてあらゆる措置を講じる。

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