2016/06/07

2016年6月7日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年6月7日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

「予想外に悪化した先週の米非農業部門雇用者」+「煮え切らない昨日のイエレン発言」を受た為替相場の変動が続く。投機的な動きは来週の日米金融政策の発表と、次週の英国民投票まではで止みそうにない。

1~2週間の動きを予測することは難しく、このように相場のボラティリティーが高いことで、短期投機筋にとっては手を出しやすい動きではあるが、テクニカルベースだけでポジションを取ると、思いがけに変化に遭遇することも多い。

アジア市場では、日経平均株価は95.42+0.58%と小幅上昇、WTIは49ドル台後半で安定推移。

AUDUSDは、豪中銀の金融政策は1.75%の政策金利の据え置きを決定。予想通りとはいえ、緩和期待もあったことで、直後から豪ドル買いが強まるり、今現在もAUDUSDは0.7360台→0.7430台へと上昇し、高値圏を維持し買いの流れが継続中となっている。

USDJPYは、NY市場の株高+円安の流れを受け、日本株も堅調に推移し、一時107.80台まで続伸。円はクロスを含め緩やかな円安の流れが続いたが、午後に入り一時107.50近くまで値を下げたが、底堅く反発へ。

GBPUSDは、アジア市場で1.4470→1.4660近くへと一時急騰。システム的な問題なのか、ポンドショートを切らす動きなのかは不明ながら、英国民投票の結果が判明するまでは、紆余曲折が続きそうな気配は濃厚。ポジションを減らすかポンド絡みの取引を休止することも選択肢。

USDCADは続落、NZDUSDは続伸と、ドル売りの流れが続いている。

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スティーブンス豪中銀総裁=策スタンスの維持が、経済の持続的成長とインフレがいずれ目標水準を回復することと一致。

スティーブンス豪中銀総裁=世界経済は、平均を下回るペースで引き続き成長。一部の先進国経済はここ1年で状況が改善したものの、多くの新興国経済にとって状況はより困難。中国の成長率は年初に一段と緩やか。

スティーブンス豪中銀総裁=企業投資のかなり大幅な落ち込みにもかかわらず、全体的に成長が続いていることが最近のデータで示唆。内需のその他分野や輸出はトレンドと同等、もしくはトレンドを上回るペースで拡大。

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