2016/06/14

2016年6月14日(火曜)アジア・欧州市場の動き

2016年6月14日(火曜)アジア・欧州市場の動き

株安+ドル高+円高の流れが続く。

日経平均株価は4日連続の下落で、15,900を割り込み、マザーズは1000円近く10.33%と大幅な下落となった。

為替市場は、リスク回避の行動パターンにUSD高で、EUR+GBP+AUDは弱く、NZD+CADもさえない。USD以外で元気なのは株安によるJPY買いで、USDJPYは下落しJPYはクロスでも全面高。

現在のところ、重要な経済指標発表はなく、日本の鉱工業生産は上方修正されるも、設備稼働率は-1.0%と弱い。

注目は、英CPI、米輸入物価指数+米小売り売上高となるも、明日、明後日の米日金融政策の発表を前にして、経済指標での相場変動も期待薄。

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USDJPYは、日本株の続落は若干の恐怖心を覚え、株安=円高の方程式が続く。欧州勢の参入に5月3日の安値105.55円を試す動きが加速し、一時105.60台まで値下げるも、安値更新に失敗。一時106.08近辺まで値を戻すも、106.10円の上値は重く、円高圧力の終了は感じられず。

EURUSDは、1.1300を維持できず続落。1.1200を割り込むと更なる下げ余地が出てくるが、米日金融政の発表直前で相場を動かすことができるのかは疑問。直近の安値は1.1230、1.1238と、1.1200~30台では買い圧力が強まることも予想され、1.1200~1.1300のレンジか、1.1150~1.1280のレンジかのいずれかを期待。

AUDUSDは、原油価格の伸び悩みの影響もあり続落止まらず。9日の0.7500の大台から0.7340台まで続落、GBPAUDの買い戻しが要因なのか、AUDJPYの売りがリードしたのか、200時間MAの0.7370台を割りこみ売りの流れが加速。ただし、他の主要通貨と比較すると、水準的には安定しているように思えてならない。

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