2016/06/06

2016年6月6日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年6月6日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

先週末の弱い雇用統計の余波を受けてスタートした週明けの為替市場は、危惧された日本株の急落もなく、107円台を回復し、小康状態となった。

週明けからポンドは急落。ユーガブの世論調査では、離脱支持が45%と、残留支持の41%を上回り、11%は態度保留となった。先週末でも世論調査の結果を受けたポンド売りが続き、ドル全面安の流れの中で、ポンドの弱さが目立っていたが、今日も同じ。

米利上げモードから、据え置きモードへ一変したこの流れに乗ることは難しく、特にポンドは数ある世論調査によって相場が急変することが多く、取引から除外して考えたい。

米雇用統計後の米金融政策を確認すべく、市場参加者の目は、午前1時30分のイエレンFRB議長の講演に注目しているが、スペシャルは期待でそうにない。

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USDJPYは、「日本株の下げ=円高」を期待し、早朝の売りに一時106.35円まで下落したが、これがボトムで、日経平均株価もマイナス幅を縮小し、USDJPYも107円台まで値を戻す。

EURUSDは、完全にユーロ安を期待したEURショート・ポジションが取り残されてしまった。市場の目はどこまで上昇することができるのか? それにかかっている。米雇用統計後の安値は1.1320台で、この水準を割り込むことができるのかどうか?

AUDUSD+NZDUSDは、共に金融政策を発表を控えて、NZは緩和期待もあり、本来ならばネガティブに反応するのだろうが、米雇用統計後の急騰で、上値をブレークし、どこまで上昇することができるのか? 確認途中!

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