2016/06/24

2016年6月24日(金曜)昨日23日海外市場の動き

2016年6月24日(金曜)昨日23日海外市場の動き

英国民投票の集計を前に、直前の世論調査で相場が変動、為替相場を含む金融市場の動きは残留派の勝利に傾く。

為替市場は、世論調査+ブックメーカーのオッズで、英国のEU残量期待が拡大。投票が続く中で、急速にリスク回避の巻き戻しが加速。

ドル売り+円売りに傾き、ポンド+ユーロは上昇から下落へと上下変動し、NY市場の終盤に再び上昇へ。豪ドル+NZドルも強く、カナダドルは原油価格の上昇にも強さを維持できず。

欧米株は上昇、ダウ平均は1万8千ドル台(+230.24)へ、原油価格(WTI)は50ドル台へ上昇、米10年債利回りは1.74%へ上昇。

今日の日本時間午後6時で投票は締め切られ、各都市で開票が始まり、結果の発表も慎重を期すとのことで、最終結果が判明するまでに時間がかかる可能性も。

投票締め切り後の6時に、調査会社ユーカブが投票済み者を対象の世論調査を公表との話もあり、この結果で相場が動く可能性は高く注目へ。

米経済指標は、予想外に改善した米新規失業保険申請件数の影響にドル買いも見られるも、新築住宅販売件数+景気先行指数は弱く、これらの結果にも相場の反応は鈍い。

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今日の為替市場は、英国民投票の結果次第となることは間違いなく、残留優勢を織り込みながらも、もしもの可能性に積極的に、GBP買いやJPY円売りをすることもできず、中途半端な水準にとどまっているようにも思われます。

ただ、残留優勢にも関わらず、この水準でとどまっていることもやや不思議で、市場はこの結果を受けて、すべてが正常に戻るかどうかも疑問視しているようようにも思われます。

USDJPYは、106円台へを再び達成、21日MAの107.06円が一つも上値目標値。円高の終了かは不明。

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21:30    USD 新規失業保険申請件数=25.9万件(予想27.0 前回27.7万件)→ 予想より大幅に改善へ、43年ぶりの低水準

22:45    USD 6月 製造業PMI・速報値=51.4(予想50.3 前回50.7)→ 予想を上回る

23:00    USD 5月 新築住宅販売件数=-6.0%(予想-9.5% 前回16.6→12.3%)、55.1万件(予想56.5万件 前回61.9→58.6万件)→ 予想を下回り8年ぶりの高水準から減少、市場では底堅いとの見方も

23:00    USD 5月 景気先行指標総合指数=-0.2%(予想0.1% 前回0.6%)→ 予想を下回る

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FRBストレステストの結果を23~29日に発表、新たな相場変動要因になる可能性に注目。