2016/06/30

警戒感を解くはまだ早いのでは!?

警戒感を解くはまだ早いのでは!?

相場が動けじば、「何故に!」と理由を見つけそれを材料にし、結果的に周囲がそれを事実と錯覚し、ポジションを取りその方向に一時的に動くことがある。

逆の方向へと動きだすこともあり、ましてや、テクニカルでもその方向性が肯定でもされたらなお悪い。

正しい理由で相場が動き、その思惑通りに結果が伴えば問題はないが、相場の世界は複雑でそうならないことが多く、市場参加者は何故にそうなるのかさえ追及しない人も多い。

英国のEU離脱による大変動となった24日から早くも明日で1週間を迎える。英株が国民投票の前の水準に戻った、と市場は浮かれ、本当にリスクがなくなったとでお思っているのでしょうか?

そんなことはないでしょう? 日経平均は1/2、欧米株は3/1戻しに過ぎず、嵐が過ぎ去ったと宴を催すのは早すぎるのでは?  

少なくとも、USJPYが目先103円台を定着し106円を超えるような動きと思えるまで。GBPUSDが急落時のギャップを完全に埋める1.3700台まで、GBPJPYが140円台を回復するまで、冷静に考えましょう。