2016/06/24

2016年6月24日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年6月24日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

「予期せぬ出来事」とでも言ったらいいのか、ついに英国はEU加盟国の中で初めて離脱する国となることが確定しています。

その影響にドル円は、時点は103円近くまで徐々に値を戻すも、一時98円台まで急落。日経平均株価は、14,952.02(-1286.33 -7.92%)と激しく下落。FTSEは現時点4.92%下落、独DAXも6.72%下落、EUROSTOXX50は8.42%下落、

特に影響が大きいのは、ギリシャで14.08%の下落となっており、次のEU離脱はどこ? の犯人探しになる可能性もあり、英国のEU離脱の波紋は止みそうにありません。

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直前のブックメーカーのオッズや、世論調査の残留支持派の拡大は予測は、いったいなんであったのでしょうか? 政治家や大企業の残留キャンペーンに踊らされていただけなのでしょうか?

今日の為替相場は日本株の変動と連動し、残留は有利=円売り、離脱派有利=円買いと、数字の結果に大幅に上下へ変動し、翻弄されながら、結局はこれで英国はEUから去ることになります。

今後の影響が計り知れず、リスク回避の強い動きに、ドル+円は急騰、逆に、ユーロ+ポンド+豪ドル+NZドルは急落。ドル円は106円台→98.80まで急落。円はクロスで急騰、ポンド円は歴史的まれな、短時間で27円近く一時急落となったのです。

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欧州市場に入り、過熱気味の相場もやや沈静化してはいますが、いつ、再び、再加熱するのか知れたものではありません。英国がEUを離脱したら、G7を開催するとか、中銀が緊密に連絡を取り合うとか言われていましたが、沈静化するどのような効果があるのでしょうか?

いずれにせよ、初めてのケースだけに、それも、世界最大の金融センター・シティを抱え英国だけに、金融市場に与える影響を想像することができません。

ソロス氏が言うように、ポンドは20%下落するのでしょうか? そうなれば、GBPUSDは1.5の20%下落=1.2となるのですが? 

まだまだ、何が飛び出すか不明で、少なくとも、今日金曜日、来週月曜日の為替相場は魑魅魍魎の世界と思ってください。

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