最新のIMMポジション(6月21日集計分)から
【英国のEU離脱により相場の流れが一変、今回はデータによる利用価値は薄れる】
今回のデータは21日時点で、昨日24日の英国民投票のサプライズな結果を反映しておりません。
英国民投票を直前にしてポンドが急増していますが、離脱・残留が拮抗する中で、リスク回避の流れを織り込む動きと思われています。また、カナダドルのネットロングの急減は原油価格が一時低下したことによる影響と思われます。
結果はご存知の通り予想外の離脱となり、為替市場では予想外の相場変動になりました。英国のEU離脱のサプライズにこれらのデータは今後の為替相場にとって役立つことはないと思いますので、数字の事実のみお知らせします。
7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネット・ポジションは、-62,109コントラクトのショートでと前週の-22,486ショートとから増加し、特にポンドのショートの拡大が目立っていました。
来週の材料や相場見通しは別途お送りします。
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◎ 円、55,690→52,296(-3,394)
◎ ユーロ、-56,489→-61,346(-4,857)
◎ ポンド、-36,661→-51,947(-15,286)
◎ カナダ、18,440→2,595(-15,845)
◎ 豪ドル、-6,778→-7,043(-265)
《詳しくは、別途、データ・グラフをご覧ください》
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