2016/06/01

2016年6月1日(水曜)昨日31日 海外市場の動き

2016年6月1日(水曜)昨日31日 海外市場の動き

3連休明け、月末5月31日の為替市場は波乱。

米国市場は、英国民投票でEU離脱が増加しポンドは急落、ユーロもつれ安へ。株安+原油安+米金利は低下へ。

原油価格の下落+弱い3月GDPに、カナダドルは下落、豪ドルも値を下げ、リスク回避の流れに円買いが強まる。

米経済指標では、消費支出が1.0%(予想0.6%)と6年超ぶりの水準で予想外に強く、逆に、シカゴPMIは49.3(予想50.7)、CB消費者信頼感は92.6(予想96.0)と共に弱く、ドル買いから売りへと一時変化。

カナダ3月GDPは-0.2%と2ヵ月連続しマイナスとなり、50ドル達成し強かった原油価格も49ドル割れまで下落し、USDCADは上昇しカナダドル売りが強まる。


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USDJPYは、111円台を維持できず、主要通貨でドル買いが強まる中で、リスク回避の流れが強まり、110.50円近くまで下落。

英国民投票の影響にGBPJPY(162.80→160円割れ)+EURJPY(124.20→123.00)が下落し、円買いをリード。弱いカナダGDP+原油下げにCADJPYも弱く、AUDJPYも値を下げ、円は主要通貨で全面高。

月末の不安英な相場状況の中で、英世論調査の予想外のEU離脱は拡大によるポンド売りが相場を動かす。

USDJPYは110.50円は先の上限で2週間近く抜けることはできなかった。昨日は逆にこの水準を何とか死守しているが、これをボトムに再上昇できるか? それとも、110円を割り込む続落傾向が続くのか? 今日の日本株の動きを注目しているが、今日は110.50~111.00円がコアレンジになることを期待。

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EIICM世論調査(電話とインターネット調査)=最近のEU残留は拡大に反し意外にも、電話=EU離脱支持39→45%、残留支持47%→42%で、インターネット=EU離脱支持45%→47%、残留支持45%→44%、ポンド売りが加速。

ロイター調査=5月OPEC産油量は、日量3252万バレル(前月比-12万バレル)。ナイジェリアが武装勢力による石油施設攻撃で大幅に縮小、約20年ぶり
の水準へ下落。リビアがハリガ港での出荷足止めで減少。ベネズエラも縮小した。一方、イランやサウジアラビアは生産が増加した。

アトランタ連銀GDPNow=米第2四半期GDP予測2.9%と前回と変わらず。

原油価格(WTI)=2日のOPEC総会を前にして31日はカナダで山火事により操業停止していた業者が生産を再開し始めたことが影響し下落。月間では過去5年回で最長の4か月連続上昇。

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