2016/06/08

思うこと! ちょっと長いのですが。。。。。。!

思うこと! ちょっと長いのですが。。。。。。!

◎英国民はEU残留を選択する思い、
◎FOMCはその結果を受け7月に利上げを再開すると思い、
◎原油価格の上昇は止まらず資源国通貨高の流れが続くと思い、
◎円高の限界を模索している現状は変わらずだが、円高水準はそれほど深いとは思えず。


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米株をみると、大統領選の不透明感や、期待外れの米雇用統計にも関わらず、散発的な米通貨当局のドル安抑制策にも関わらず、年初来の高値を更新するなど米株は強い。

これらのマイナス材料がなければどこまで株高=ドル高になっていたのだろうと考えると、潜在的なドルの強さがさらに感じられる。


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昨今のポンド相場の変動を見ていると、世論調査の結果に投機筋が活躍し、短期的に相場が変動する動きが続いている。本当に英国民はEUを離脱することを支持しているのであろうか? 目の前では離脱リスクを警戒して、英国から海外へと資金が大量に流出しているという。

世論調査は僅差で残留・離脱が拮抗しているが、先のスコットランドの国民投票の再来になるのではと、期待している、つまりEU残留に落ち着くことである。もちろん、現時点ではどちらに転ぶかはだれも分からないが、あえて問われればEU残留が決まり、ポンドの激しい買い戻しが強まることを想像している。

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その結果を受けて、米大統領選の影響が強まる前の、7月のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、大統領選後の混乱に備えることになると思えてならない。

米利上げ=米株安の流れは、昨年末以降の市場への認知活動に、全てとは言わないがあり程度織り込まれつつあり、米利上げによる市場への混乱はある程度は限定されていると思いたい。

米中経済対話の共同声明にあるように「FOMCは可能な限り予想可能となるよう織り込む」というような動きが、6月~7月に期待できるのでは?

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一方、原油高は止まらず、WTIは安値25ドルから倍の50ドル台へと上昇している。結果として、資源国通貨は強く、カナダドルを筆頭に、豪ドルやNZドルはその恩恵を受けているし、今後も受けることになるように思えてならない。

これらの通貨の目先は、NZ中銀の利下げ観測の影響を受けるが、利下げがなければ上昇するだろうし、仮にあったとしても、短期的な下げにとどまり、資源価格が上昇傾向を続けることにより、潜在的な上昇圧力は変わらず。


など、など、思いながら相場の流れを見ている

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