2016/06/29

2016年6月29日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年6月29日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

原油価格(WTI)は48ドル台を維持、欧州株は連日の大幅上昇、米株も上昇からスタート、米10年債利回りは上下するも動きは鈍い。

月末を直前にし、英国のEU離脱によるリスク回避のポジションの巻き戻しが続き、BOEやECBの追加緩和の期待感も見られ、英国やユーロ圏各国の株価は上昇へ。

株高=ドル安+円安のへ。政府・日銀の首脳会議は連日行われ、英国のEU離脱の対策を協議、景気刺激策や円売り介入について話し合いをした模様。USDJPYは、102.80円を直前に上げ止まるも底堅く推移。ただし、113円台では戻り売りが強そうで、下値リスクも変わらず。円クロスでは円は全面安の展開が続いている。

GBPUSDは続伸し、クロスもポンドは全面高。GBPUSDは1.3500の大台をクリアし、1.3530近くへと上昇。EURUSDは1.1050~1.1100のレンジで上下変動が続くも、EURの買い戻しが続く。

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スコットランドの英国からの独立を巡る動きが活発になる。
◎スタージョン・スコットランド行政府首相は、スコットランドは残留する意向。
◎JPモルガンは、住民投票で独立し新たな通貨を導入するのがベストケース。
◎スペイン暫定首相=スコットランドのEU加盟交渉に反対。
◎ユンケル欧州委員長は、われわれは英国のプロセスに干渉するつもりはない、スコットランドはEUに対して訴えかける権利得た。

英国のEU独立の交渉で、EU側は英国の通知が無ければ交渉できず。キャメロン英首相は、EU基本条約(リスボン条約)50条の発動前に、離脱交渉を始めることは可能と言う。

キャメロン英首相=英国がEUから離脱が決まり、自国経済が困難な時期に直面すると予想。

日本の法人税が上げ政権かで発の減収。

柴山首相補佐官=介入をめぐっては国際協調が基本的な姿勢。急速に円高が進み、日本単独の為替介入も選択肢から排除すべきではない。

エコノミスト調査=35人のエコノミストの内71%が英国のリセッションを予想。7月の英国利下げ確率37%、8月は56%を織り込む。

週末をはさみ、日連続で安倍晋三首相、麻生太郎財務相と日銀首脳を含めた会議を開催する。倍首相は29日、日本経済への悪影響を回避するため、あらゆる政策を総動員すると言明。

週明け27日に午前8時から緊急会合、28日も経済財政諮問会議、29日も政府・日銀の会合を開いた。自民党は28日午後、党本部で「英国の欧州連合離脱に関する緊急特別本部」の役員会を開催。

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