2016/06/28

2016年6月28日(火曜)昨日27日 海外市場の動き

2016年6月28日(火曜)昨日27日 海外市場の動き

24日(金曜)の再来。欧米株下落、原油価格下落、米金利は低下、ドル高は変わらず。ドラギECB総裁いわく「英国のEU離脱は悲しい」。

為替相場は、基本的にドル全面高=ポンド全面安で変わらず。

USDJPYは101.40~102.20のレンジで変わらず。EURUSDは1.0970台をボトムになんとか下げ止まるも、GBPUSDは一時1.3151までと1985年以来の安値まで下落。AUDUSD+NZDUSDは続落、USDCADは原油価格の下落に上昇(カナダドル安)。

英国のEU離脱による不透明感は止まず。ダウ平均は-260.51(-1.5%)下落、24日、27日の二日間で870ドル近く下落し、下げ幅は2011年以来で最大となる5年ぶりの大幅安。

原油価格(WTI)は46ドル台半ば(一時45.84)まで続落、2日間で3.5ドル近く低下、米10年債利回りは23日(木曜)1.7458%→1.437%近くまで続落。

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USDJPYは、日本政府と日銀の金融会合を受け、追加緩和観測と円売り介入の期待がやや強まり、リスク回避の流れにUSDJPYの売り圧力は弱まる。一日を通じて101.40~102.50のレンジで推移。クロスでは、GBPJPYはは133.30円台まで一時下落、1995年4月の133.82円以来の安値水準。AUDJPY+NZDJPY+CADJPYも売り圧力が続く。

EURUSDは、欧州株安+債権利回りの低下、英国のEU離脱の手続き上の問題の英国とEUの考え方の総意。多くの問題を抱え1.100の大台を割り込みながらも、1.0970台をボトムになんとか下げ止まる。

GBPUSDは、英国のEU離脱の交渉で意見の対立が続き、リスク回避のポンド売りは止まらず。ポンドは31年ぶりの安値=GFBPUSD一時1.3151までと1985年以来の安値を記録。

AUDUSD+NZDUSDも売り圧力は止まず。AUDUSDは終盤にかけて0.7320台まで続落。NZDUSDは0.6980台まで続落。USDCADは弱い原油価格もあり、カナダドル売りは止まらず一時1.3120台まで上昇。

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S&P=英国のEU離脱を受け、フィッチ、ムーディーズに続き、格付けをAAA→AAに2段階引き下げた。

ドラギECB総裁=ECB年次フォーラムで、英国のEU離脱は、「悲しみというのがわれわれの気持ちを表現するのに最も適した言葉」

ショイブレ独財務相(英国のEU離脱を受け)=EUは従来と同様のやり方を続けることはできない。欧州は従来通りのままでいることはできない。現状を理解していない人々が欧州で増加という事実を受け止める必要がある。

SF連銀公表の論文=米金利の道筋を予想するにあたり、米国債のイールドカーブがすべての関連情報を提供する。

ポンドは31年ぶりの安値=GFBPUSD一時1.3151までと1985年以来の安値を記録。GBPJPYは133.30円台まで一時下落、1995年4月の133.82円以来の安値水準。

独・イタリア・フランス首相=英国がEU離脱を通告するまで、交渉に応じない方針を確認。

キャメロン英首相=国民投票の結果は尊重すべきで、正式な離脱交渉の開始時期は英国が決定すべき。

ダウ平均株は下落=24日、27日の二日間で、下げ幅は2011年以来で最大となる5年ぶりの大幅安。

NY原油大幅続落=2日間で7.5%低下。

ビルロワドガロー・フランス中銀総裁=英国がEUの規則を受け入れるノルウェー型の離脱方法を採らない場合は「決済機関をロンドンに置いておくことはできない」。

国際決済銀行の2013年のデータ=デリバティブ市場全体のうち、金利スワップの売買が384兆ドルと最大を占める。ユーロ建てのこの種のスワップ取引は約7割が英国で行われる。フランスは11%、ドイツは約7%、米国は2%に過ぎず、英国の存在感が際立つ。
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