2016/06/20

2016年6月20日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年6月20日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明けオセアニア市場は、リスク回避の巻き戻しに相場が急変。

ジョー・コックス下院議員殺害後の初の世論調査(サーべーション)は、45%が残留支持、42%離脱支持と、残留支持は拡大。

23日直前の支持率変化に、金融市場は急変。為替市場も極端なリスク回避行動は弱まる可能性を意識しながらも、全ては下駄をはくまではわからず。

為替市場はリスク回避の巻き戻しに、ドル売り+円売り、ポンド買い+ユーロ買い、AUD買い+NZD買いへ。

日経平均株価は一時16,000円の大台を回復し+365.64高(+2.34%)。原油価格(WTI)は49ドル台を回復し、リスク資産の巻き戻しが続く。

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USDJPYは、104.20近辺をボトムに、104.50以下の買い戻しが意識され、やや押し目買い圧力が強まると思われるが、105.00~50を超え上昇を続けるような変化は望めず。その中間104.40~80のレンジを継続か?

EURUSDは、1.1380台まで上昇するも、1.1400の大台を直前にし欧米市場の反応待ちで売り圧力も強い。1.1300~1.1400のレンジから大きく抜け出せるような気もしないが、今日の欧州市場のGBPUSDの動き次第。EURGBPの影響を受け、買い・売りが交錯し動きにくい。

GBPUSDは、どう転ぶのだろうか? まさか、週末の世論調査の結果だけで、相場の流れが決まるとは思えない。しかし、先週末までの超悲観的なムードは緩和されていることは事実で、その反動がどこまでポンド相場に影響するのか? 

AUDUSD+NZDUSDは、リスク選好パターンに有利で、原油価格も上昇し、下げ幅は限定的と思われるも、大きなポジションは取りにくい。

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スペイン再選挙(26日)の世論調査=緊縮財政に反対する新興政党のポデモス率いる左派連合が躍進し、社会労働党と組めば過半数を獲得する可能性。