2016/06/08

2016年6月8日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年6月8日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

ドル全面安。株高+米金利低下+原油高へ。米10年債利回りは1.7%を割り込み低下し、ドル売りの材料となる。

米民主党の大統領候補はクリントン氏でほぼ決まり。11月の本選が焦点へ。その前に控える、日米の金融政策+英国民投票が気になり、どうしても自信のある中長期のポジションは取れない投資家が多いという。

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原油価格は確りと50ドル台をパスし51ドル台へと上昇、AUD+NZD+CAD等の資源国・原油価格との連動性が高い通貨は買われ上昇している。

AUDUSDは0.75台を試す勢いが、NZDUSDは0.7020台を達成、USDCADは1.2650台目前へと下落、ドル売りの流れをリードしている。

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EURUSDは1.1400の当面の目標をクリアし買いの流れは止まらず。GBPUSDも一時1.4600台を達成するも、EURGBPは売りから買いへと変化、GBPAUDは続落、GBPJPYは大枠155.20~156.20のレンジで上下変動が続いている。

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米現物株はスタートし18000ドル台へと再上昇(後に上昇幅を縮める)。原油価格の上昇=リスクオン=円安の方程式は忘れ去られ、株高=円安の方程式もマッチせず、USDJPYは106.60台へ前日の安値を割り込み底値が見えず。

三菱東京UFJ銀行がプライマリーディーラーの資格返上を検討の報道は、政府・日銀の金融政策の手が詰まり感を強めている。日本の株価は上昇し杞憂なおのかもしれないが、将来の、いつかはわからないが円安材料に思えてならない。

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OECD景気先行指数=99.6→99.6と変わらず。米国98.93→98.95、2014年7月以来の上昇。中国98.38→98.41、ユーロ圏100.42→100.38へと低下。

ビルロワドガロー仏中銀総裁=デフレリスクはインフレ高進リスクより大きい。マイナス金利をどこまで拡大できるのか限界がある。

ピュー・リサーチ・センタ―=難民や経済問題への対応で、EUへの支持は急速に弱まり、特にフランスでは、支持が17ぽイント低下し38%となった。スペインでは同16ポイント低下して47%に、ドイツでは8ポイント低下して50%に、英国では7ポイント低下して44%。

ドラギECB総裁=ユーロの国債利用はわずかに低下。

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