2016/06/18

2016年6月18日(土曜)昨日17日 海外市場の動き

2016年6月18日(土曜)昨日17日 海外市場の動き

嵐の一週間が過ぎ、残すは来週の23日。英国発の不安定な状況は変わらず。

ダウ平均は-57.94(-0.33%)と上昇することなく小幅下落で推移、米10年債利回りは1.61%と上昇。原油価格は48.27ドルへと2.05ドル上昇。

為替相場は、米住宅着工(強い)・建設許可件数(弱い)とカナダCPI(弱い)を除き、重要な経済指標もなく、USDJPYは大枠104.10~35のレンジで平穏無事に推移。

米金利は上昇しているが、ブラード・セントルイス連銀総裁はFRBの総意に異を唱え、16日のFOMC金利予測分布図で長期金利予測を示さず。2年半で必要な利上げ回数は1回になる可能性と、長期見通しは予想と一致せずFRBの信頼低下へ、公表をやめるべきと主張。

英国民投票を巡る思惑が交錯するなか残留支持拡大の期待に、ポンドが買われ上昇。弱いカナダCPIにも原油価格が上昇し、カナダドルが買われる動きとなった。

GBPUSDは、1.4340台で終了するも、一時1.4380台まで上昇、前日16日の安値1.4010台から370ポイント近く値を戻したことになる。

USDCADは、1.2890台で終了するも、一時1.2830近くへと下落。前日16の高値1.3090近くから260ポイント近く低下し、カナダドル買いが強まっている。

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JPモルガン英国民投票世論調査分析=EU離脱派が残留派を3~5%ポイントリード。

シティグループ英国民投票世論調査分析=EU離脱派の勢いが増しているが、残留派が優勢。過去10件の世論調査を単純分析すれば、離脱派が2.7%ポイントリードするが、調査方法を調整するとすると0.2%ポイントへ縮小し、最近の動向を含めると残留派が優勢。

ブラード・セントルイス連銀総裁=政策金利の適正水準は0.63%で、金利はこの水準にとどまる可能性が大きい。

アトランタ連銀GDPNow=米第2四半期GDP予想値2.8%と変わらず。

NY連銀NowCast=米第2四半期GDPは年換算2.4→2.1%へ下方修正。第3四半期は2.2→2.1%へ下方修正。製造業統計が最も大きなマイナス要因。

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