2016年6月2日(木曜)アジア市場・欧州市場序盤では!
【日本株急落=円高加速、ドル円は108.80円近くでようやく下げ止まる】
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【円相場の動き】
消費増税先送りは織り込み済みながら、期待した景気刺激作は盛り込まれず、日経平均株価は急落し円買いが加速。6月16日の日銀金融政策決定会合で、期待される追加緩和の有無が焦点に。
6月15日のFOMCでは、盛り上がった利上げ期待が徐々に薄くなるような米経済指標が続き、円ショートポジションの巻き戻しがさらに加速。
USDJPYは、105.50円のボトムから111.50円の600ポイント上昇から、半値戻し=118.50円。さすがに、この辺でボトムと考えるのは無謀なのであろうか?
終盤にかけてなんとか、109円台を回復し徐々に値を戻してはいるが、実需筋の買い以外に、積極的な買いは見られず。
110.50円を割り込み損切りが、109.50円を割り込み損切りが、108.80~
109.00円のゾーンは打診買いと、円ショートの投げ売りと交差。ここまでくれば、円ショートは全滅に近いくらいなくなったのではと、勝手に推測している。
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【ECB理事会とドラギ総裁記者会見、スタッフ見通し?を注目】
これからの欧州時間では、変更ないと思われるECB理事会と なにを言うのか、ドラギECB総裁の記者会見、それと、インフレ見通しを討議し、スタッフ見通しでインフレ見通しをユーロ圏の成長率を引き上げる可能性があるのか? ないのか? それで、ユーロ相場が動くことになりそうである。
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【他の主要通貨の動き】
AUDUSDは、赤字額が予想外に減少した豪貿易収支の買いと、予想外に弱い豪小売売上高に、上下変動する局面がみられたが、続落傾向を脱することはできず。NZDUSDもAUDUSDの動きをフォロー。AUDJPY、NZDJPY共に円高傾向が続くも、昨日のボトム近くで下げ止まり行き過ぎ感は免れず。
EURUSDは、1.1100をボトムに下げ止まってからは、予想外に底堅く1.12台へ。GBPUSDは、EURGBPの買いの影響もあり上昇力は鈍いが、英国民投票の世論調査に大きく左右される現状の相場は、危険で手が出し難い。昨日は離脱か今日は残留と変化しないとも限らず!
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【今までの経済指標の結果】
10:30 AUD 4月 貿易収支=-15.79億豪ドル(予想-21.0億豪ドル 前回-21.63→19.71億豪ドル)、輸出高=1.0%(予想 前回4.0%)、輸入高=-1.0%(予想 前回1.0%)→ 予想外に赤字額は減少へ
10:30 AUD 4月 小売売上高=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.4%)→ 予想と前回を下回る
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