2016/05/31

2016年5月31日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月31日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

3連休明けの米国市場は、通貨間で動きが異なり、WTIは50ドル直前まで上昇、米株は小幅上昇、米金利は上昇へ。

米経済市場は強弱混在するも総じて弱く、中国株大幅高+商品価格の上昇に、資源国関連通貨は堅調に推移。

◎米個人所得は0.4%で予想通り、個人支出は前月比1.0%と予想外に伸び、7年ぶりの水準へ、個人消費支出コアデフレーターの前年比は1.6%と前回と変わらず。
◎米S&Pケースシラー総合20は前年比5.4%で予想を上回る。
◎米シカゴ購買部協会景気指数は49.3と予想を下回る。
◎米CB消費者信頼感指数は92.6と予想を下回る。
◎カナダ3月GDPは-0.2%と2ヵ月連続しマイナスとなり、カナダドル売りが強まるが、原油価格の上昇が続き買い戻しへと変化。

USDJPYは、昨日の上昇とは様変わりで、110.80~30円の狭いレンジで動けず。市場センチメントは、はは円ベアに傾きつつあるも、112円のビックポイントを上抜けするまでは、円売りへの反転にも自信は持てず。

EURUSDは、1.1100近辺をボトムに下げ止まり、強い独雇用統計に上昇するも、1.1170台を高値に上昇力は弱まる。200時間MA=1.1178にあり、この水準をこえられるか? 大きなポイントとなっている。

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ドラギECB総裁=原油ミニブームではインフレ目標達成に至らず。

ドラギECB総裁=コアインフレ率がヘッドラインインフレが収れんする水準を示す指標だとECBは考えており、2%を若干下回る水準が目標とすべき。

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