2016/05/28

2016年5月28日(土曜)昨日27日 昨日の動きと見通し

2016年5月28日(土曜)昨日27日 昨日の動きと見通し

一言! ご存知の通りドル全面高。

英米3連休前の週末金曜日、注目のイエレンFRB議長は「数か月中に利上げが適切」とタカ派発言に、ドルは全面高へ。

余談ながら、伊勢志摩サミットの首脳宣言はほとんど記憶に残らず。オバマ米大統領の広島訪問・原爆記念碑の献花だけが鮮明に。

米金利は上昇、新興国市場を含め世界的に株価は上昇、VIXは大幅低下。

イエレン議長は、「今後数カ月で追加利上げが適切になるだろう」と発言→ ドルは全面高へ。

早朝発表された、日本のCPIは、予想よりマイナス幅が縮小したが、前回よりもマイナス幅は拡大、ただし、東京都区部は予想と前回よりも弱く、デフレ傾向が心配される。

米第1四半期GDP・改定値は、前期比は速報値から上方修正されるも、予想に届かず、コアPCE価格指数は予想・速報と変わらずで、期待通りとなならず。

ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は、予想と前回を下回るが、消費者期待指数は強く、1年、5年先のインフレ期待は上昇、ややブル。

日銀の2015年度決算は、円高により外為関係損益が欠損となり、拡充した引当金の積み増しにより、5年ぶりに減少→ 為替相場に関係ないが、円高による弊害はこんなところへ!

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USDJPYは、米GDP発表直後は一時109.40台まで円高が進むも、大枠で
109.50~110.00円の50ポイントレンジで推移してた。イエレン議長発言に、110.45円近くへと上昇するも、引き続き110.50円超のドル売り圧力は強く、110.20円割れで終了。

109.20~110.50円のレンジ相場は変わらずで、中期では引き続きダウンサイドのリスクが高い。NY市場終盤、ぎりぎりで円高(含むクロス)の流れがやや気になる。消費増税先送り発表の有無と発表のタイミングが気になる。

EURUSDは、安値1.1110で何と1.1100の大台を維持。ここをボトムに反発するのか、1.08を目指して続落するのか、分かれ目へ。

GBPUSDは、EU残留派の拡大にややはしゃぎ過ぎに思われる。1.4800は非常に大きな壁でこの水準はそう簡単に上抜けすることは難しそう。英米3連休前にして軟化気味。1.45~1.48のレンジの下限へと。

AUDUSD+NZDUSDは、トレンドとしてはダウントレンドを継続中。AUDUSD0.7150~0.7250のレンジで、下限を試している最中。この水準が維持できれば反発の可能性もあるが、逆に割り込むと続落へ。AUDJPYも78円が大きなポイントに。

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イエレンFRB議長=今後数カ月で追加利上げが適切になるだろう→ 今後、数か月以内の利上げを示唆したことで、ドルは全面高へ。

イエレンFRB議長=従来通りで、金融当局が時間をかけて緩やか、かつ慎重に政策金利を引き上げていくのは適切。恐らく、今後数カ月のうちにそうした行動が適切になるだろう。

イエレンFRB議長=経済は改善が続く。労働市場の改善と、エネルギー価格、ドル高など、物価圧力の抑止要因が安定すれば、インフレ率は今後数年間で当局の目標2%に上昇する.

米株は上昇、S&P500は週間ベースで3月以来の大幅高。

NY連銀GDPNowcast=米第2四半期成長率予測、年換算1.7→2.2%へ上方修正。新築1戸建て住宅販売統計と耐久財受注で上方修正へ。

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