2016/05/18

2016年5月18日 アジア・欧州市場序盤の動き

2016年5月18日 アジア・欧州市場序盤の動き

FOMC議事録を明日未明に控え、6月のFOMCを読み取ることができるか? これが今、もっとも重要はテーマとなっている。

堅調な米経済指標+FOMCメンバーらのタカ派発言にドルは全面高で継続するムードは強く、日本のGDP、英雇用統計でも為替相場はドル売りの動きはみられず。

日本のGDPは前期比0.4%と強いが、閏年の影響を割り引けば強さは感じられず、日経平均株価は上下変動するもマザーズは弱く、結局は小幅下落し、中国株も弱い。

英雇用統計は、失業保険申請件数が-0.24万人と減少、雇用の拡大が期待でき直後はポンド買いになるも、続かず。引き続き6月23日の国民投票の結果が判明するまでは、落ち着かず。

USDJPYは、FOMC議事録の発表が控えているのか、昨日とやや異なり、109.50円近辺に上昇しても積極的な売りも見られず。

浜田内閣官房参与は「米FRBは日本による為替介入を絶対認められないが、金融緩和は問題ないとの認識」と発言。

引き続き追加緩和+財政出動の期待は強く、円ベア派の錦の御旗となっているが、これも徐々に相場に織り込まれており、112円の壁は高く大きく、円高トレンドも未だ変わらず。

週末のG7、来週のサミットと日本での開催だけに、相場変動が高まることは避けられそうにない。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

菅官房長官=来年4月に税率を10%に引き上げるという、消費税についての方針は変わりない。

浜田内閣官房参与=米FRBは日本による為替介入を絶対認められないが、金融緩和は問題ないとの認識。

日経平均株価は、GDPが強く金融株高に上昇するも、スズキ自動車の燃料データ不正報道、マザーズ市場の急落に値を下げる。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※