2016/05/26

2016年5月26日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月26日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き


為替市場は強い米経済指標にも、ドル買いから売りへと変化。原油価格(WTI)はついに50ドル台へ上昇、NYダウは小幅上昇からスタート、米10年債利回りは低下。

英GDPは、前月比は0.4%で予想・前回と変わらずだが、前年比は2.0%で予想・前回2.1%から若干弱く、BBA住宅ローン承認件数は2015年3月来の低水準に、今日はポンド売りへ変化し、EURGBPも買い戻しが強まる。

米新規失業保険申請件数は26.8万件と改善し、米耐久財受注は前月比3.4%と予想0.5%から大幅アップ、前月比0.8→1.9%へと上方修正に、直後はドル買いが強まるも、逆にドル売りへと変化。

米NAR中古住宅販売保留は、前月比5.1%と強くややドル買いが強まる。

伊勢志摩サミットからは、オバマ米大統領は「G7は通貨切り下げ競争に反対」と発言。

USDJPYは、アジア市場のドル売りも仲値直後の安値109.40台をボトムに、109.80円を超えてくると短期のストップを誘発。欧州市場は、強い米新規失業保険申請件数+米耐久財受注の発表直後に110.20円まで上昇、109.90~20円のレンジから、逆に109.60台まで下落へと変化。109.50円近辺の買いは引かないが、戻り高値も110.20円と上値は重くい。

EURUSDも、アジア市場の強い米経済指標が続き、ドル売りへ傾斜したものの、原油高+株高の影響なのか? AUDUSD+NZDUSDは確りと推移。


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OPEC当局者=6月2日のOPEC総会で政策が変更される可能性は低い。

オバマ米大統領=サミットでは米国での経済成長を維持する必要性や、欧州経済に進展がみられはじめたことなどを討議した。G7は通貨切り下げ競争に反対。

メルケル独首相=金融政策に残された余地はほとんどない。

ブラード・セントルイス連銀総裁=市場は6月の利上げの可能性について、以前よりも一段と適切に判断。労働市場は比較的タイトで、これが今後インフレの上振れ圧力となる可能性がある。FRBと日銀や欧州中銀の政策のかい離は概ね織り込まれていると。

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