2016/05/06

2016年5月6日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年5月6日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

週末の金曜日、日本国内は連休明けで週末、そして、米雇用統計の大物の出番をを控えて動きがとれない状態が続いた。弱い米雇用統計に直後はドル売り、そしてドルの買い戻しと短時間で上下変動の激しい流れとなった。

米雇用統計は、失業率は5.0%と予想通り、非農業部門雇用者数は16.0万人(予想20.2万。)人と予想外に弱く、3月と2月も下方修正へ。平均時給と週平均労働時間は変わらず。

フェドファンド・フューチャーは弱い米雇用統計で次回の利上げ予想が2017年へ後退、米金利先物は12月FOMCの利上げを54%織り込む。一部では6月の利上げ支持もあるなど、FOMCに関しては、複雑な見通しが続く。

ダウ平均株価は小幅下落、原油価格(WTI)は低下から値を戻す。米金利は雇用統計を受け直後低下から上昇へと変化。

為替市場は、ドルは米雇用統計を受け下落から値を戻し、強さが目立つ。カナダドルは、弱いカナダ雇用統計+IveyPMIに弱さが目立つ。カナダの大規模な森林火災で近くのオイルサンド施設が操業を縮小、輸出の悪化見通しに、カナダGDPの伸びの鈍化の可能性が高く、原油高にも関わらず売りの材料となっている。

USDJPYは、106.80円の壁を割り込み一時106.40台まで下落、クロスでの円買いが続き、107円台を復活することはできず、上値の重い展開が続いている。

EURUSD+GBPJPYは、米雇用統計の直は激しいドル売りに、EURUSD1.1470台、GBPUSDは1.4540台へ急進。そして、逆にドル買い戻しが強まるなど、動きは複雑。ただ単位、相場変動のために米雇用統計が利用されているだけに思えてならない。

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