2016/05/31

2016年5月31日(火曜)昨日30日、海外市場の動きと、今日の予定。

2016年5月31日(火曜)昨日30日、海外市場の動きと、今日の予定。

週明け月曜日の海外市場は、英米市場が休場で動きは鈍く、USDJPYは大枠111.00~50のレンジで推移。今日の米国市場で円安を継続し、111.50円を超えることができるのか?

今日は月末、連休明けの海外市場の動きには注意が必要で、さらに、月末の特殊要因による為替変動や、経済指標が集中する一日。 日本の雇用統計、独小売・雇用統計、ユーロ圏CPI。米個人所得・個人消費支出、S&Pケースシラー総合20、シカゴ購買部協会景気指数、消費者信頼感指数。カナダGDPなど、相場変動が強まることは避けられず。

ドル円は、消費増税の先送りは織り込み済みで、決定はもう少し先と思い111円を超えての円安は予測できず、完全に見込み違いとなった。サミット終了直後の安倍首相による消費増税先送り発言に円売りが加速し、主要国通貨で全面安。

円売りの前兆としては、原油価格が50ドル狙う水準へと上昇し、6月の米利上げ観測が強まる中で、株価は上昇などがあったが、それでも110.50円を超えることができず、円先高感も残っていた。

円にとって消費増税の先送りがほぼ決定という弱気ムードが加わり、円ロングの投機筋や円高を見込んだ実需筋にとっては、とりあえずポジションの解消へと動き、今後は111.50、112.00円のポイントを超えることができるのか? 注目している。

週明けアジア市場で110.30台からスターとしたドル円は、終盤にかけ111.30~40へと100ポイント近く上昇、欧州市場の序盤は利食いの売りに値を下げるも、欧州・北米市を通じて111円台を維持し、111.00~25円の狭いレンジで推移。底堅さが感じられ、今日の米国市場の動向が注目している。

ユーロドルは、アジア市場で1.1100の重要なポイントを試す動きが続いたが、かろうじて維持。欧州市場の序盤から徐々に買い戻され、強いユーロ圏や独経済指標が発表されると1.1140台を回復するも、英米市場が休場で力が入らず。大枠1.1130~45の狭いレンジで推移し、方向性定まらず下値リスクは消えず。


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ブラード・セントルイス連銀総裁=第2四半期のGDPは回復すると予想。世界市場は米利上げに対応準備できており、夏にFRBが利上げしても市場に多大な影響は与えないだろう。

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