2016/05/06

2016年5月6日(金曜)昨日5日、海外市場の動き

2016年5月6日(金曜)昨日5日、海外市場の動き

6日の米雇用統計を控え動き難い中で、ドルの上昇傾向は続く。

ダウ平均は前日とほぼ変わらず、原油価格(WTI)は44ドル半ば近くへ上昇、米金利は低下、CRBは低下、VIXは変わらず。

5日の海外市場は、米新規失業保険申請件数が予想外に悪化し、ドル売りが一時強まるも続かず。ドル円は安倍首相の円高にたいして「必要に応じて対応したい」との発言が引き金に円売りへと動き107円台へ逆戻り。

週末と米雇用統計の発表を控えてポジションを積み増す動きも少ない。原油価格はイランの「OPEC加盟国と共同行動を取る用意」発言+カナダの大規模な森林火災の影響もあり底堅く推移し。

6月のFOMCでは追加利上げ観測が不透明で、6月23日の英国民投票を発表直前に控えて慎重姿勢が強い。米金利は低下傾向が続きドル売りの材料になっているが、マイナスCPI+予想外の利下げを実施した豪ドルは引き続き弱さが目立つ。

USDJPYは、連休明けの日本株と要人の円高けん制発言の有無が重要。もちろん、米雇用統計の発表と週末の不透明な動きもあり、上下変動は避けられず。

目先は、106.80~107.50円のレンジで推移しており、このレンジをコアに株価に連動した動きになりやすい。期待感は日本株高=円安の動きが予想され、107.50円を超えられるか? 超えたらどこまで上昇できるのか? 来週以降を見据えると、USDJPYで円高相場が終わったかは不明で、引き続きUSDJPYの下落リスクは続く。

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ロックハート・アトランタ連銀総裁=利上げという選択肢を残しておくべきと考えるが、私は現時点で何ら決定しておらず、入手される指標次第。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=第1四半期の米経済の低迷は統計上のノイズか、最近の傾向の可能性で異常で、第2~第4四半期は上回る。

ウィリアムズSF連銀総裁=6月FOMCの決定は、6月の英国民投票の情勢を考慮する必要性がある。世界経済懸念は和らいだ。

ブラード・セントルイス連銀総裁=労働市場は力強いようだ。次回FOMCで利上げが正当化されるかどうかについて、先入観を持たずに臨む姿勢は変わらず。ドル高の影響も後退した。

カプラン・ダラス連銀総裁=雇用市場のさらなる改善、インフレが上向く一段の証拠が必要。6月FOMCの決定は、6月の英国民投票の情勢を考慮する必要性がある。

安倍首相(ロンドン)=円相場は足元で急激で投機的な動きが見られる。注意深くよく見て必要に応じて対応したい。

安倍首相(ロンドン)=金融政策だけでなく、財政政策においても機動的な対応が強く求められている。

国営イラン石油公社の幹部=イランは制裁前の市場シェアを取り戻した時点で、今後2カ月以内に他のOPEC加盟国と共同行動を取る用意。

カナダの大規模な森林火災で近くのオイルサンド施設が操業を縮小

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