2016/05/19

2016年5月19日(木曜)昨日18日、海外市場の動き

2016年5月19日(木曜)昨日18日、海外市場の動き

FOMC議事録は予想外のタカ派で、6月の利上げへ選択肢を残し、ドル全面高へ!

米株は以外にも底堅く、原油価格(WTI)は下落、米金利は上昇へ。

ダウ平均は利上げの可能性に値を下げるも底堅く前日比-3.36(-0.02%)と底堅い。原油価格はガソリン在庫の大幅減に48.95まで上昇するも、ドル高の流れに48ドルを割り込む。

米利上げ観測の高まりに米10年債利回りは前日1.77→1.84%へ、2年債も前日0.83→0.89%台へ上昇。DXYは前日94.55→95.22へ上昇。

USDJPYは、109.60台のレンジ上限を超え110円の大台へ上昇。他の主要通貨でドル買いが加速するなか、GBPJPYの除き円高へと動き、上昇力は以外にも弱い。

110円の大台では実需の売りが強まる可能性や、週末のG7や来週の伊勢志摩サミットもあり政治的な動きが気になるも、過去6日間のレンジ上限を抜けたことで、中期的には105.50~112.00のレンジの上限を試す動きの可能性も気になる。

GBPUSDは、EU離脱を問う国民投票の世論調査では、残留派が支持を拡大、ドル高の流れで唯一我が道を行く値動きへ。欧州市場の1.44台をボトムにFOMC議事録発表の直前では1.4630台へと大幅上昇。議事録の発表後の下げも1.4570台と限定的で、クロスではGBPの全面高が続く。

EURUSDは、FOMC議事録発表を受け1.1290→1.1210台へ急落、1.1200の大台が維持できるか? 1.1200~1.1500のレンジの下限を試す動きが続く。1.1100は特に重要。

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FOMC議事録(4月27日分)=データが景気改善を示せば6月に利上げする可能性について討論→ 利上げの可能性が少ないとの市場の見方に変化を持たせた。

FOMC議事録(4月27日分)=第2四半期に経済成長が加速し、労働市場が引き続き強く、インフレが2%目標へ向け動きくと思われるようになる場合、6月に政策金利を引き上げるのが妥当と、参加者の大半が判断した。

FOMC議事録(4月27日分)=世界経済と金融動向がもたらす経済見通しへのリスクは前回会合から後退とおおむね一致。

FOMC議事録(4月27日分)=先行きリスクとして、英国のEU離脱を問う国民投票や中国人民元に関連して起こり得る金融不安。

FOMC議事録(4月27日分)=一部は、6月利上げへの準備不足に懸念、会合と会合の間に市場に向けて、対応を明確に伝達することの重要性を強調。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)=週間石油在庫統計で、原油在庫は増加するも、ガソリン在庫が予想を大きく超える減少し、昨年10月半ば以来の高値水準へ。→ WTIはドル高により逆に値を下げる。

英世論調査(イブニング・スタンダード紙の依頼による電話調査)=EU残留はがリードを拡大、EU残留派55%、離脱派37%、保留8%

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