2016/05/12

2016年5月12日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年5月12日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+67.33(+0.41%)上昇、原油価格(WTI)は46ドル台前半で安定推移。

日本の株高=円安の連動性は高く、日経平均株価とUSDJPYは共に上昇。昨日の109円割れから下落が開始した水準に逆戻り。

今日メインイベントは、BOEの金融政策委員会で、政策金利0.50%、資産買い入れ枠3750億ポンドの据え置きを、9対0で決定を予想。

議事録が即時に発表されるので、その内容にも注目しているが、むしろ、予想外の動きに可能性が高いのは、四半期インフレ報告で、GBPUSD、GBPJPYの相場変動には注意。

USDJPYは、より上下の変動幅が狭まり、108.10~109.50円のレンジで共に抜けた方向に動きが加速する可能性が高い。

黒田日銀総裁は、ECBの中銀預金金利-0.4%はユニークだと言う。いずれのタイミングで、なんらかの追加緩和を実施すると思われ、円売りの材料となっている。

また、原油価格の底堅さを考えれば、その動きも円売りなのだが、円安相場が加速するには、クロスでも円が全面安になる必要がある。

今日の英四半期インフレレポートでGBPJPYが動き、円売りの引き金となるのか、逆に円買い引き金となるのか、注目したい。

カナダドルは、森林火災の影響が引き続き危惧されるも、原油価格の上昇に支えられ底堅い。USDCADは1.2830をボトムに、1.2920台は射程距離に思えてならない。

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黒田日銀総裁=ECBが導入している金融機関への貸し出しに対するマイナス金利の付与はユニーク。何が最も適切な手段かは決定会合において議論。

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チャートは、USDJPY15分間のローソク足と、日本株先物の15分間のカギ足チャートですが、
共にパラレルな動きとなっています。