2016/05/07

2016年5月7日(土曜) 昨日6日、海外市場の動き

2016年5月7日(土曜) 昨日6日、海外市場の動き

弱い米雇用統計直後のドル売りに反して、ダドリーNY連銀総裁の強気発言もあり、流れは弱いドル高へ。

ダウ平均株は+79.92ドル(+0.45%)上昇、WTIは44.61ドル(+2.9ドル)と上昇、米10年債利回りは1.779%と小幅上昇。

注目の米雇用統計では、短期投機筋の失望感が強い。予想外に弱い非農業部門雇用者数に直後はドル売りを選択をしたものの、続かず失敗。逆に、ダドリーNY連銀総裁の「年内2度の利上げは選択肢」との発言や、堅調な米株や底堅い米金利に、終わってみれば弱いながらドル買いの流れを維持。

米失業率は5.0%と予想通り、非農業部門雇用者数は16.0万人(予想20.2万。)人と予想外に弱く、3月と2月も下方修正へ。平均時給と週平均労働時間は変わらず。

USDCADは、カナダの雇用統計も弱く、失業率は7.1%で変わらずながら、就業者数はフルタイム雇用者数の減少に-2,100人と弱く、大規模な森林火災の影響に成長の鈍化懸念に、カナダドル売りへ。

USDJPYは、弱い米雇用統計に106.80円を割り込み106.40台まで下落するも、ダドリーNY連銀のタカ派発言や、米株+米金利の上昇もあり、終盤にかけては107円台を回復へ。106.40-50~107.50のレンジでの動きが続く。

EURUSDは、米雇用統計直後の高値1.1470台をピークに、1.1380だいまで続落。1.15台の上値は重いが、引き続きレンジ内の動きとなっており、方向感は定まらず。

AUDUSD+NZDUSDは、共に米雇用統計直後、15~30分間につけた高値と安値のレンジを抜け出せず。AUDUSDは、0.7330~0.7400のレンジ、NZDUSDは、0.6800~0.6900のレンジ内での動きに終始。AUDNZDの下落基調は変わらず。

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ダドリーNY連銀総裁=今回の雇用統計をさほど懸念せず、年内2回の利上げは妥当な予想。

米プライマリーディーラー調査(ロイター社)=6月のFOMCで利上げせず、9月の利上げ予想が増加、年内の複数回利上げ観測は後退へ。

米プライマリーディーラー調査(ロイター社)=15/18は、6月ま末のFFレート0.25~0.5%で変わらず。13/18は、9月0.5~0.75%へ上昇を予想。9/17は、年内2度の利上げで0.75~1.0%に上昇を予想。

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